キャラクター

彼の名は快哉。15歳の少年でありながら、彼を見た者の誰もが「彼女」と認識する。フリルのついた黒のメイド服に、整えられた髪、優雅な立ち振る舞い——まさに完璧な「淑女」の姿。しかし、実際は男性である。

彼がこの姿をしている理由は、自ら選んだものではない。過去、FHの被験者として育てられた際、彼は「理想的な戦闘素体」としての改造を施された。性別さえも「理想の適性」を求めて調整され、見た目も人格も、FHが望む形へと作り替えられていったのだ。彼の機械化された部分は、戦闘能力の向上だけでなく、彼自身を「人間ではなく、戦闘兵器」として仕立て上げるためのものでもあった。

10年前、彼と双子の妹は、超能力覚醒実験の被験者として選ばれた。数多くの子供たちが命を落とす中、彼は「最も成功した個体」として、超能力に目覚めた。しかし、その代償として、大切な何かを失った。

FHを脱走し、4年前にUGNへと身を寄せた彼は、次第にその理念に共鳴し、「善のために力を使う」ことを決意する。しかし、彼の記憶は曖昧であり、FHのトップであるコードウェルとの関わりも深いはずなのに、肝心な部分が欠落している。思い出そうとすると、頭に鋭い痛みが走る——まるで「思い出してはいけない」と脳が拒絶しているかのように。

彼の武器は一挺の銃。その銃から放たれる電撃の弾は、意志を持つかのように標的を追い、二体の敵を同時に貫く。また、機械化された体の一部が強化された反応速度を生み出し、彼の回避能力を飛躍的に向上させている。

しかし、彼には決定的な弱点がある。「暴走」した時、彼の中に巣食う衝動——「恐怖」が溢れ出すのだ。制御不能となった彼の精神は、自らの肉体にダメージを与えながら敵を殲滅しようとする。その恐怖は何に由来するのか？ 記憶の欠落と関係があるのか？ それすらも、彼自身には分からない。

それでも、彼は戦い続ける。UGNの仲間たちと共に、過去を取り戻すために。
この「仮初の姿」が本当の自分なのか、それとも——

経歴

彼の「本当の名前」は、既に彼の記憶から失われている。10年前、双子の妹と共にFHの研究施設へ送られ、そこで超能力覚醒実験の被験者となった。薬物投与、精神操作、肉体改造。彼らは「超能力を持つ戦闘兵器」として育てられた。

彼は生き残った。ただ一人、「理想的な被験体」として。
双子の片割れは——どうなったのか。彼は覚えていない。もしかすると、その記憶さえも「封じられた」のかもしれない。

FHで過ごした日々の中、彼は何度も「コードウェル」という男と会話を交わしていたはずだった。しかし、彼の記憶には、その詳細が欠けている。何か「重大なこと」を言われた気がするのに、それが何だったのかが思い出せない。

やがて、彼はFHを脱走した。逃げ出した理由すらも曖昧なまま、ただ「ここにいてはならない」と本能が叫んでいたから。追手に追われながらも、彼はUGNに保護され、そこで新たな生き方を学ぶこととなる。

だが、彼の中にはFH時代の「何か」が深く根付いている。時折、夢の中で自分ではない誰かの声が聞こえる。

「なぜ、お前だけが生きている？」

その問いかけに答える術はない。ただ一つだけ、確かなことがある。

「俺はUGNの一員として戦う。それが"善"だと信じられる限り——」

彼は、自分が何者なのかを知るために、戦場に立ち続ける。

レギュレーション

・初期作成+イージーエフェクト用4点
・採用可能〔1+2+上級+LM+EA+PE+IC+UG+RU+HR+RW+CE+BC+CRC+NC+IA+UA〕
・使用サプリ〔1+2+上級+LM+EA+RW+IA+UA〕
・PC間ロイス PC1→PC2→PC3→PC1

・その他特記あれば
・ミストルティン禁止

戦闘データ

たたかいかた

なぐってにげる

セッション履歴