容姿・経歴・その他メモ

小柄だが強気な少女。負けず嫌い。
他人を思う優しさはあるが今一つ素直になれない。
幼い頃の記憶はないが命の危機に瀕した恐怖はなんとなく覚えている。
だから近付かれる前に撃つ。やられる前にやる。そんな理由から銃火器を得物として選んだ。
　
　
　


『神薙』は古くからとある領地を治めていた権力者の家。
しかしある時から裏社会との繋がりや賄賂といった黒い噂が絶えなかったのだとか。
あくまで”噂”ではあったが、それは少しづつ民衆に広まっていき、不信感を募らせていった。
やがて不景気に伴う物価の上昇、税金の値上げを切欠に市民の不満は爆発し、これを好機と市民を扇動する輩が暗躍し始めた。
結果、暴動が起こり土地は混沌と化した。
己の正義を振りかざすもの、それを利用し力を得ようとするもの、己の場所を守ろうとしたもの。
様々な思惑が絡まり、交差し、すれ違い、悲劇を生んだ。
　
争いを制したのは、その土地一帯を焼き尽くした一陣の雷鳴だったという。
　
「馬鹿な話よね。奪おうとした連中も、根も葉もない噂に乗せられた群衆も、悪事に手を染めた権力者も」
「大勢の命を奪っておいて、なーんにも覚えてない娘も………全員、大馬鹿者よ」

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