容姿・経歴・その他メモ

近所にある神社に続く石段を、息を切らせて駆け上がる。
晴れの日も曇りの日も雨の日も。
雪の日は、危ないからゆっくり歩いて上がる。

石段を上がって神社の裏を抜けると、雑木林の中にちょっとだけ開けた場所がある。
視界いっぱいに、私の住んでる町と青い空が広がる場所。
ここが私のお気に入りの場所だ。

やるぞー！と大きな声を出す。これも、毎日の習慣だ。
……夢があった。"声をお仕事にしたい"って。
声優とかナレーターとか、そういうものになりたかった。
歌手は……歌は下手だからパスかな、うん。
本当にかなえたい夢だったから、肺活量を増やすために毎日トレーニングして、声出しして、毎日神社にお参りもして。
とにかく、私にできることは何でもやっていたつもり。

――『毎週水曜日は、藤瀬喜希のブルースカイラジオ！』
学校では放送部に入ってる。
毎週水曜日のお昼休みのミニ番組が、今の私の"声のお仕事"。
リクエストのあった音楽をかけて、学校のイベントの宣伝をして、私の近況を話したりなんかもして。
本当に狭い範囲だけど、私が私の声をみんなに届けられている、その実感。大好きだった。

……

あの日。空が落ちてきたあの日。
視界がぐるっと回って空が地面になってしまったときに、私の人生は変わってしまった。

あの石段も、あの放送も、わたしのやってきたことって、


ねえ、神様。
私、こんな風に声が"お仕事"になるなんて、思ってなかったよ。

性格など

元気で明るく一本気、やると決めたらとことん！な熱血漢タイプ。
体力は自信あり、実は学力もそこそこいい。特に文系科目が得意。

声を仕事にするのが将来の夢で、そのために毎日走り込みをしたり、学校で放送部に入っていたりと、夢に向かっていろいろ努力をしている。
良くも悪くも目立つタイプなので疎まれることもあるが、基本的には人気者で友達も多い。

毎週水曜日のお昼休みに、自分がパーソナリティの校内放送番組を持っている。
番組名は「藤瀬喜希のブルースカイラジオ」。
リクエストされた曲や自分が選んだ曲、送られてきたおたよりや学校のイベントの宣伝、雑談などを話す30分番組。
校内では水曜日の恒例行事としてかなり好評。

ネットでのラジオ配信にチャレンジしたこともあったが、親にうるさいと言われたため断念。現在の活動は校内放送一本。
（友達とちょこちょこTikTokに動画を出したりはしているが、声の活動じゃないためノーカンらしい）

オーヴァードとして

モルフェウスの能力でマイクとスピーカーを作り出し、「爆音」で攻撃する。
音は距離に対する減衰が大きいので至近距離にしか届かないが、装甲すら貫く威力がある。
「爆音」は喜希の声に反応して発動し、喜希の声を何百倍にも増幅して発射される。

オーヴァードに覚醒したことがきっかけで、先週は校内放送を始めて休んだ。

PC名の由来

フジキセキ（競走馬）
輝かしいデビューを飾り将来を有望視されていたが、ケガによりレース人生を断念した競走馬。

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