容姿・経歴・その他メモ

髪

ダークブルーグレー

瞳

灰青

肌

白

「伽藍惟吹。あんま関わってこなくていい」
「お説教とかいらない。煩いし、うざい」
「死線の先の静寂はとても心地がいいんだ。この狂った戦場を制した強者が、アタシであると教えてくれる」
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◆プロフィール

両親の顔を知らず、自分を拾った狼と共に一人生きてきたオーヴァード。
生まれ持った力は数多を壊しつくすほどの獣の凶牙。
施設などへ預けられずに放逐されてしまった彼女がヴィランとなってしまわないよう、狼は導き続けた。

生活の最中、狼は惟吹の力を欲しがったヴィランの手で死亡。
一言残された「絶対の強者は弱者を守らなければならない」という言葉を守るためにヒーローを志すようになる。
死した狼の意志はレネゲイドを含み、共生型ＲＢとして惟吹の力の一端となった。


出生時にオーヴァードである報告がされていない彼女は、政府のデータベースにすら登録がない未登録オーヴァードだ。
健康診断も、UGNから適切な指導も受けなかった状態のままジャームになることなく過ごせたのは狼あってのこと
ランキング上位ヒーロー達にも匹敵する強大な力を持ったオーヴァードが数年間野放しになっていたことを知った政府は、惟吹がヒーロー登録をしに訪れた際に危険因子としての烙印を押す。

首輪をつける形でヒーローとしての活動は許可が下りるが、コードネームのランキング登録はおろか、功績や名声、知名度といったものは現場に駆け付けた別の正規ヒーローのものとなることが絶対の条件となった。

地位や名声に興味がなかったことから条件をのみ、晴れて首輪付きの貌のないヒーローとして戦場を駆けまわることとなる。
ただ一つ、彼女が悔やむことがあるとするのならば
───それは、助けを求める人間に「アタシがいるからもう大丈夫」と声をかけられないことだろう。

◆人物

誰に対してもツンケンした態度ではあるが、他人に厳しいわけではなく単純に距離感が図れないことの表れである。

喜怒哀楽の感じ取れない表情に、歯に衣着せぬ発言、今にも何かを殺しそうなまでに鋭い眼光により人も動物も寄せ付けなくない。
特別寂しいと思うわけではないが、「ま、仕方ないか」の一言で済ませている。

真っ当な生活環境で育っていないことが禍し、感覚器官である目、耳、鼻が優れた代わりに舌と皮膚は鈍くなっている。
そのため食事に気を使うこともなく液状の栄養食や適当なもの、辛めのジャンクフードを食べる姿が目撃されている。
また、感覚鈍麻である自身の体を利用して相手の攻撃を真正面からうけることによる反撃の特化など、危険な戦い方をする場面も多い。

たまたま出会ったレオンハルト、東郷巽、剥音さなぎとは不思議と交流をしている様子が時折目撃される。



「浴びる歓声はなく、死線の先はいつも透き通った静けさだ。何年もの間アタシは空白からスタートした」
「だから伽藍。伽藍惟吹。空っぽの惟吹は──────ここから始めることにする」

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