容姿・経歴・その他メモ

赤　星の王子さま　薔薇

ライフパス
⚪︎クラスでは親しみのある高嶺の花
⚪︎服に特にこだわりはないが清潔感がある
⚪︎性格は穏やか、責任感が強い
⚪︎帰宅部、趣味は読み聞かせ、演劇鑑賞
⚪︎好きなものは劇、嫌いなものは、パッと出てこない

高校生。妹想いのお兄ちゃん。
昔、劇団によるミュージカル『リトルプリンス 星の王子様』に魅せられ、演劇の世界に興味を抱き、一度はその道を志す。
しかしながら、世界を守る勇者として覚醒したことで、その夢は叶わぬものとなった。
今は普通の高校に入学し、表向き一般的な生活を送っている。
趣味は妹たちへの読み聞かせだった。唯日の方はもう読み聞かせをする年齢でもないため、これを機に未練を断ち切るべきなんだけどなぁ、と思っている。
特技は歌唱とバイオリン。演劇の道へ進めなかったが、習い事を続けさせてくれた両親に感謝している。
声変わりしたものの、そこまで低く感じない声が特徴的。
あと側転が綺麗にできる。


・突如、色彩の勇者として覚醒したことは、演劇をしたいという夢を見ていた鈴月にとっては、理不尽に現れた悲劇なのか？
鈴月は歳の割に出来た子だけれども、15歳という多感な年頃で、疑問の通りに打ちのめされた可能性はある。
唯日が生まれるまでの間に、親に愛情を注いで満たしてもらっていて、心に余裕がある状態で唯日と対面した。だから両親の真似をして愛情を下の子に与えることが出来る、という質の良い経験をしていたので、今回はそれが悪いように作用して、深い挫折感を味わったかもしれない。しかしながら、その空虚な感情をうまく発散させることができる手段は今しがた奪われたも同然のように思っているだろうし、15歳という中途半端な年齢の、しかも思いやりのある早熟な「お兄ちゃん」では、傷つけるのを恐れて誰かに甘えてやつ当たりをすることもできない。この事実を、反抗期を逃した、と取るか。または理不尽を受け入れてそれに屈している、と取るのであれば、この運命は抗うことのできない残酷な悲劇なのだろう。
・では彼が色彩の勇者として戦うのは仕方なくのイヤイヤなのか？
イヤイヤではない。なぜかと言うと、自分以外のメンバーが彼にとってはとても頼りなく見えているためである。一人はかわいいかわいい目に入れたって痛くない妹だし、一人は昔からのほほんとしてる泣き虫な幼馴染だし、一人はまさかの唯鈴のお友達。最後の一人はもちろん危機感なんてもてやしないだろう。そもそもなんか妹以外他の子と自分の温度感が大きく違う。
もうちょっとこの不思議な現状に悩んだりとかしない？　……え？　別に不満はない？　……珍しいいきものが見たい……？
…… …… ……。
…… ぼくが守らないと……。

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