▸ 名もなき事件

　某私立大学にて発生。
　一体のジャームにより、近隣の市民、建物が次々に亜空間へと飲み込まれた。
　後の目撃衝撃によれば、「虱潰しに景色に穴が開けられるかのようだった」。
　UGNが駆けつけた際、騎将はジャームによって一人で捕えられていた。


▹ 忘れていること：ジャームになった友人の記憶
　ジャームの正体は、UGNチルドレンの少年。
　騎将と好敵手のような間柄の、オンラインチェスのプレイヤーだった。
　亜空間の中、彼は騎将にチェスの対局を求めた。
　彼は騎将と直接戦うために現れたのだ。

　顔も人柄も知らない相手だった。
　だが正体に気付くには、その指し方を見るだけで十分過ぎた。
　ただ思うままに振る舞っていたのか、じきに討伐されることを分かっていたのか。
　彼はこう言っていた。

　「楽しいね」
　「この時間がいちばん好きだった。」
　「僕が勝ったら君を殺すけど、でも本当はずっと続いてほしいんだ……」


　「…あ　もうみんなが来ちゃった。」

▹ UGNが踏み込んだ時には、勝負は終盤に差し掛かっていた。
　そのまま続けていたとすれば、騎将は負けていただろう。

▹ 現在、勝ちたい相手について忘れてしまい、なんかモチベーションが上がらない。という状態。
　その行き場のない熱量を真相究明へ向けているとも言える。

・ジャームの少年
　アカウント名は「Yoka」。
　ノイマンとオルクスのシンドロームを持っていた。

▸ 草田織枝との関係

　同年代のルームメイトくらいの距離感で接している。
　彼女が自分の知らない世界で、自らの力で生き延びて来たことを悟ってからは、
　年齢差のことはあまり考えないようにしている。
　（が、やっぱり妹みたいに感じることはある）

　介助は軽くこなしている。
　オーバースペックな彼女に乗っかる分、自分の器量にも遠慮なく乗っかってくれればいい。

▹ 得意料理：肉じゃがコロッケ
　余り物をうまいことしたら、どうやらこれがお気に召した。

PCはシナリオ中従者専用アイテム（EAp138）を5つまで常備化・装備する。この効果を得るのにブラム=ストーカーシンドローム及び《愚者の兵装》取得は必要ない。
また、以下のエフェクトを取得する。このエフェクトは「難易度：対決」のエフェクトと組み合わせて使用することが出来る。

▼取得

・《フェイント》
タイミング：メジャー
最大Lv1　技能：〈白兵〉〈射撃〉
対象：-　射程：武器
侵蝕=0　難易度：10　制限：従者専用
シーン内に草田織枝が登場している場合のみ使用可。
判定成功時、草田織枝は即座にメインプロセスを行う。ラウンド1回まで使用可能。

・《日常の代行者》EA55

・従者の弓
〈射撃〉/命中-1/ガード値-/攻撃力7/視界

・従者の餞別*4
能力値+1/適用：【感覚】