容姿・経歴・その他メモ

12歳になるまで、なんてことの無い日常をすごし、両親に愛されて育ってきた普通の“人間”だった。これからもそうであり続けるとなんの疑いもなく信じていた。
だが、レネゲイド災害が住んでいた街で起こり、日常は容易く崩れさることとなる。避難中に親とはぐれ、ジャームに見つかってからはただがむしゃらに逃げ回った。どうにか逃げ切ったと思ったのも束の間に、物陰に潜んでいたジャームに奇襲され地面に叩きつけられてしまう。だが、そうしてきたジャームは彼女の目を捉えると、何もしないままに消えていった。彼女は全身の激痛と身体中を作り替えられる感覚に耐えきれず、意識を手放した。
気がつくとそこは病院のベッドの上で、知らない大人達が、目覚めたことに気づくと慌ててどこかへ報告しに行った。そして、戻ってきた大人達と、霧谷雄吾が彼女の身に起こったことを説明し、もう両親には同じことを説明済みであると伝えられた。彼女は漠然と、もう日常には帰れないことを感じとり、UGNエージェント(扱いとしてはチルドレンと同じ)になる提案を受けいれた。
両親との別れは思ったより直ぐに終わってしまった。化け物になった自分を怖がるどころか心配し、変わらぬ愛を向けてくれていたことは感じていたけれど、自分は上手く笑い、泣けていただろうか？それから、チルドレンとして教育を受けつつも、普通を諦めきれなかった彼女はせめて高校に通いたいという希望を伝え、普通の高校生として任務があるまで暮らせるようになった。
ようやく手に入れた普通の生活。しかし、彼女の心は冷めきったままだった。違う、私は化け物なんかじゃない。どんなに否定しても、自身がオーヴァードとして覚醒した事件を思い出す。あんな化け物にいずれなってしまう自分を人であると、自分自身が受け入れられない。どうしても、どうしても頭の中に居座り続けるのだ。あのどこまでも純粋な欲望を秘めた目が

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