夜霧家は遥か昔に吸血鬼と呼ばれた古代種のオーヴァードの血を引いており、それは今になっても続いている。
始祖となった吸血鬼のオーヴァードは今もまだ生きており、夜霧家の一員としているとされているが、秘匿されているため誰がそうであるかはわからない。

引き継がれたレネゲイドを含んだ血は濃く、非オーヴァードであってもワーディングに耐性があったり、回復力が高いものが生まれる傾向にあり、オーヴァードの場合はブラム=ストーカーシンドロームが必ず混ざっており、時点でモルフェウスシンドロームが多い。
それら二つのシンドロームを保有するものは、始祖と同じシンドロームであり、強い力を発揮する傾向にある。

夜霧家が裏社会を選んだのは、オーヴァードの存在が大きい。
一見すればバケモノと相違なく、迫害されることが多く日常に溶け込めないことも多かった。
その為日の当たらないところで生活することが多く、姿を隠しながらその力を行使するのは裏社会に溶け込むのが最適だった。

そして彼らは吸血鬼としての能力を行使し、得に暗殺稼業の仕事を多く受け裏社会ではその名が知られるようになった。

現場に証拠を残さず、最短で仕事を行うために血液操作は最適であり、それをさらに補強するために血に毒を混ぜ他者を少ない傷で毒殺する。
この毒は特殊であり、強力な作用を持つ一方で死体に毒の反応が残らないものとなっている。

モルフェウスシンドロームも適しているためその二つのシンドロームが発現した子供は、幼いころから代々受け継がれた技術を教え込まれることになる。

その修行は厳しいものであり、体内に毒をなじませる行為はオーヴァードであっても肉体が持たずに死んでしまったりジャーム化してしまうこともあるほど。

彼は生まれた時からオーヴァードであり、夜霧家を裏社会の道へと進ませた吸血鬼としての能力を色濃く受け継いでいた。
その結果、幼いころから厳しい鍛錬を積まされていた。
それでも彼は根をあげることはなく、技術を取り込み毒すらも自らのものにした。

そうして、暗殺者として育て上げられた彼はまだ幼少の時から仕事を行いその手を血に染めていった。
始めはその行為に疑問など抱かずただ淡々と機械のように行っていた。
しかし、仕事を行う中で犠牲者の声を聴いたり、彼らの過去を知ったりしていく過程で、自らの行いに疑問を抱く。

そして、ある時の出会いをきっかけに彼は誰かを殺すこと、傷つけることに忌避感を覚えるようになり、依頼暗殺業を行わなくなり、人を助けるような行動をとるようになった。
そうした結果、家からは出来損ないとして扱われるようになっていき、最終的に絶縁という形で実家と縁を切ることになる。

家を追い出されてからは、裏切り者として処分されそうになるが、その最中でUGNのトラブルに巻き込まれる形で協力した結果、UGNに拾われることになる。
その後彼が望んだ結果、ホワイトハンドに所属することになり、ホワイトハンドのトップの力もあって家からは手出しされなくなる。

それから彼は医療班の一員として、多くの人を救うために医療やレネゲイドに関する勉強を行っていったり、護衛の技術を学んでいる。

吸血鬼と呼ばれるほど自身の血液を操る能力にたけており、血を武具に変えたり身体強化をしたり高い再生力を持つ。
彼の家系の場合、その能力を最大限まで使用する為に血液に毒を混ぜ込み強力な毒を使用出来るように改変されている。
彼も例外ではなく、血液に毒が混ざっている。しかし、彼は家を出た後に自らの毒を一時的に浄化して再生力を高める血液に変換できるようになっている。とはいえ、時間がかかるため連続して使うことが出来ない。
また、物質変換能力を保有しているが彼はその能力で武具を作ることはなく、日用品を作るにとどまっている。

そんな彼の本来の能力は攻撃特化ではあるものの、現在はそれを封じて誰かを守るための力へと変えている。

誰に対しても人当たりはよく、友好的に接するが過去の出来事で罪悪感を覚えているため、特定の誰かと深いかかわりは避ける節がある。それでも、そういう感情がないわけではなく無意識に表に出ることはある。
とはいえ、一度守ると決めたことは最後まで貫き通し、誰かを見捨てるようなことは絶対にせず、それは敵であろうとも最後まで救う方法を探そうとする。
敵であっても他者を傷つける行動はとらず、攻撃手段も自身の血液で対象を痺れさせる程度しか行わない。
自分が傷つくのはいとわず、誰かの為であれば平気で自身を犠牲にする手段をとる。
基本的に嘘や隠し事はせず、物事ははっきりと告げる。

一人称:私 二人称:あなた 名前 上司などには名前+さん
基本的に優しく落ち着いた口調で、怒った時もその口調は変わらず、余程のことがあった時稀に語気が強くなるがそれでも一言二言程度。

≪砂の加護≫lv+1 5点
≪犠牲の血≫lv+1 10点

【経験点が余ったら取得】
≪赫き鎧≫lv+2 10点
≪ブラッドコート≫lv+4 20点

≪ハイブリーディング≫ オート 自動成功 自身 至近 侵蝕値6 制限:120% 1シナリオ1回 エフェクト一つ選択 使用回数1回分回復 侵蝕率分HPを失う。

≪スピードヒール≫ イニシアチブ 自動成功 単体 視界 侵蝕値4 制限:120% 自傷 1シナリオlv回 組み合わせ不可 対象のHPを5d10点回復し、自身はHPを5点失う。

≪ディスマントル≫lv5 オート 自動成功 単体 視界 侵蝕値3 1R1回 対象が行うダメージ-lv*3 35点

〈知識:医学〉〈知識:レネゲイド〉lv増加