容姿・経歴・その他メモ

髪

灰

瞳

赤紫

肌

黄

「俺としては、戦うのとか得意じゃなくてね。でも、仕事はきっちりするよ」主人格
「邪魔だ、テメーは下がってろ、後はオレがやる」隣人_トビ

かつて、乳飲み子の時に捨てられ孤児院兼教会で育った青年。優しい家族たちに囲まれ、元気で明るく心の優しい少年時代だった。
10歳の時、教会にジャームが押し寄せ帯人を庇ってシスターが絶命。帯人も心臓を貫かれ死亡してしまう。
気付いた時には血の海に立っていた。教会を襲った化け物は肉塊と化していて、自分の右手が異形の鎌のような形になっていた。
UGNに保護され、訓練を受けるも、自身の凶暴的な力に心が追いつかず苦しんでいた。そして実践の日、彼の迷いから不意をつかれ、教官を死なせてしまう。その時、頭の中に響いた声に身を任せ、任務を終えるも、得体の知れない状況にさらに混乱を極めてしまう事態に陥る。
自身の力と内なる声に怯えていたが、転機が訪れる。自分と自分の中の暴力的な性格を受け入れてくれる人が現れたのだ。
自分と同じ悲しい存在を生まないためにも、彼は今日も鎌を振るう。

自分の中の戦闘用人格との対話に成功した帯人。それはある種のレネゲイドビーイングに形を変えた。
視神経から脳に直結しているのは変わらない。戦闘の時は人格をスイッチするのも変わらない。
だが、しかし確かに変化はあった。
共存の道を歩む彼らを、多くの人は「二人共」と呼んだ。
レネゲイドビーイングに名前を付けてくれる教官も現れた。
その瞬間、彼らの精神状態は安定した。不安定だったレネゲイドは落ち着き、主人格を傷つけることも無くなった。
隣人は主人格への労りを覚えた。
彼らは二人で一つ。誰がなんと言おうと、彼らは二人なのだ。

先の事件で娘が出来た。彼女に自らの境遇を重ねたのかもしれない。
行き場のない彼女の居場所になろうとした。
ぶきっちょで、おっちょこちょいな男は、かつて自分を拾ってくれたシスターの真似事をする。
偽善と蔑まれようが、男にとっての真実は今なのだ。

未だに、血を見るのが苦手な主人格は、よく隣人に身体を空け渡す。隣人も分かっているから、少しだけ周りに気をつかう。
隣人にとって、主人格は大事な家族なのだ、認めたくはないようだが…。
そんな訳で、なんだかんだ上手くやっている。

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