メイドを自称する、神出鬼没なUGNエージェント。その名乗りに違わず常にメイド服。
従者としての物腰の柔らかさと妙齢の女性としての気品を兼ね揃えた人。基本的に優しく誰かに叱責はしても分かりやすく怒る姿は見られない。
使用人らしいですます口調を用い、敵対者を含めた大抵の人物には同様に接するため、初対面で毒気を抜かれる人は少なくない。

主に掃除を始めとした支部の雑務全般担当。料理から書類仕事、護衛までそつなく熟す。
ただしレネゲイドコントロールの腕前は低いため、RC使いへの教育には向かない。
『メイドの嗜み』として鉄糸による暗殺術を持つが、それ自体はUGN由来ではなく持ち前のもの。メイドとはいったい……？
UGNの白兵訓練も掛け合わさってかなりの業前。

ワイヤーによる中距離戦闘を得意とする遊撃手。
ハヌマーンであることも手伝って視認性が非常に悪いため反応が難しい。
変異種という特異体質の為か戦歴の長さの割にレネゲイドコントロールはそこまで得意ではないが技量でカバーしている。

コードネーム名の由来は愛読書である推理小説の主人公から取った。深い理由はない。
かの紳士のように万人に優しく、整理整頓を忘れず、慈愛を振り撒ける淑女たれ。

アテナの導き

玖緒の得物である超細型のワイヤーと収納用の黒い両手袋のセット。ぱっと見ではただの手袋にしか見えない。
ワイヤーは謎の伸縮性と耐久性を持ち、彼女の技術と掛け合わせて糸鋸のように何でもさっくり切れる。
手袋もかなりの耐久性を持つためよく酷使される。洗濯機を使わず手洗いすること。

情報不足。

使用人を輩出する一家に産まれ、15になる年(14年前=基本-4年)に「独り立ち」としてある良家へと使いに出される。
が、当時暗躍していたFHによりその家に齎された『遺産』が巻き起こした爆発によって主共々瀕死の眼に。
事態収拾の為にやってきたUGNのエージェントによって助け出されはするが唯一の生き残りとなる。
その事件こそ後腐れなく完全解決へと至ったが、仕事場と主人を失った玖緒は「恩義と礼儀、それとごく個人的な感情によるもの」としてUGNの一員となる事になったのだった。