基礎情報

【基本設定】
容姿：色が抜け落ちた癖の少ない白髪・いたずらな表情
性格：軽薄で軽い印象とは裏腹にガードが堅い、警戒心が強いが懐くととことん懐く
普段の生活：一応真面目に高校には通っているが、放課後になるといつの間にか姿を消している
小話：クラスメイトからの印象は「いいやつなんだけど、どこか得体のしれない時がある」と言ったもの。人当たりよく、気安い。けれど明確な線が引かれ、そこから先は見えないという感じ。

後路見村という小さな村出身の高校生。幼少期に村は出ているので、現在は都会暮らし。
どことなく軽薄な、周囲をけむに巻くような言動を取る。異様に耳が早く、神出鬼没なところも相まって、とっても胡散臭い。

村にいたころはそこそこいい家のお坊ちゃん(地元の名家程度)である以外は普通の子供だった。が、7歳のころ【神隠し】に合う。その日を境に髪が白く染まり、何か大事なものを失ったかのような空虚を内に抱えることになる。現在もその空虚感を持て余しており、それの解決のために情報を集めている。

レネゲイドの世界の事はまだ知らないが、人知の及ばないナニカが存在し、それに対応している人達がいることを半ば確信に近いレベルで調べはつけている。が、祖父の心配が頭をよぎるため、ギリギリラインでそれ以上調べない様にしていた。…祖父が亡くなるまでは。

祖父が亡くなった以上、足を止める理由はもうない。祖父の葬式に顔を出すため、そしてずっと探していたものをつかみ取る為、慎司は10年ぶりに故郷に足を踏み入れる…。

猫川美亜には「この街の情報を集めることのセンパイ」としてセンパイと呼び、ちょっかいをかけに行っている。恐らくは自分の知らないこと＝レネゲイドの関係者と踏んで、誘導尋問染みたやり方で情報を得ようとしたりしている。美亜曰く「割といいラインまで行ってることを聞かれるので、いつバレるか心臓に悪い」という感じ。でもいいコネの相手で、精度の高い情報を持ってきてくれる相手でもあるため、縁は切れないらしく頭をかかえている。

神隠しについて
7歳のある日、遊んでいる途中に忽然と姿を消す。3日後、村はずれで無傷で見つかるも、その間の記憶を全て無くしていた。
覚えているのは遊んでくれたという『お姉ちゃん』のことと、恐ろしい『怪物』のことのみ。恐ろしい思いはしたらしいが、それよりも『何かを置いてきてしまった』という感覚が強く、それに合わせて『お姉ちゃん』のことを気にし続けていた。見つかった際もしきりに『お姉ちゃん』のことを口にしていた。
とはいえ周りの人は「ショックを慰めるための妄想」という扱いをしたため、それに反発するかのように口を閉ざして心も閉ざした。唯一真正面から話を聞いてくれたのは祖父のみで、彼がいたのでギリギリ周りとのつながりを断ち切らなかった。

神隠し後
親：肯定してやりたいのは山々だが、自分の息子を浚ったものを肯定なんてできない→互いに神隠しについて触れないように
周り：「恐怖で自分で偽りの記憶を作り出した」「いや、あれは周りをからかっているだけだ」「いや、本当に神様に気に入られたんだ」etc…好き勝手に噂し、勝手に憐れんだり蔑んだりと対応。遠巻きにしたり逆に異様に迫ってきたりと言った反応を繰り返したため、慎司に完全に愛想をつかされている。
祖父：真正面から話を聞き、嘘ではないと慎司の覚えていることを肯定してくれた理解者。その上で「今回は無事に帰ってきたが、次もそうとは限らない以上、その場所を探すことには賛成できない」「どうしても気になるというなら調べてもいいが、せめてこの村の外に出て、色んなことを勉強して、力をつけてからにして欲しい」という言葉をかけた。実際慎司はその言葉に従い、祖父が悲しまないように『戻れない場所』へは踏み込まないようにしていたが…祖父が亡くなった以上、そこを気遣う必要は無くなったと判断した。


オマケ：イメージソング
Giga/Beyoud the way　佐々木李子/神匿-カミカクシ-

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