概説

　UGNN市支部所属のUGNチルドレン。両腕を義手に置換しており、戦闘時には格納されている刃を展開し戦う。現在は高校生として過ごすことで"日常"を知ることが任務のひとつとなっている。高校生としての顔とチルドレンとしての顔は別人という程に変わっているが、イージーエフェクト《完全演技》により『その場で求められている鏡コトハ』を演じているので人格は彼女本人のひとつだけである。支部の表の顔である喫茶"ニードルラット"で接客担当として働いているが、愛想の無さと学友が来た時のギャップにより密かな人気がある――らしい。

好きなもの

雨音
推理小説

苦手なもの

熱い食べ物・飲み物
ギャグ漫画

鏡コトハという人間

　普通の高校生であることを求められ、学び、演じている姿。格別優れた学力があるわけでも運動能力があるわけでもなく、明るく楽しげに過ごしている理想的な一般学生である。ただ、両腕が義手であることは周知済みでありその点は一般人とはいえないだろう。それでも、人懐っこく小動物的な彼女はクラスに一人はいる模範的な女生徒といえるだろう。

鏡コトハというエージェント

　彼女の本来の姿。膨大な知識量と記憶力により主に調査面で力を発揮する。かといって戦闘面でも弱いということはなく、複数の刃を複雑に使いこなしての連撃を得意とする。UGNN市支部長である糺(ただす)チエとの共闘ではコトハが攻撃を、チエが防護を担当することになる。

詳細設定

　彼女が生まれるより前、その身に宿ったレネゲイドはその力を発現していた。そうして、生まれたばかりの彼女は周囲に微弱な電流を放ち、機器を狂わせてしまい母親を殺すこととなった。事故を知ったUGNによって被害の補填が行われたものの、愛する妻を殺された夫は、その原因を作った生き物の父となることを拒否した。組織に引き取られた彼女は、その不幸と不運を知らないままに育てられ、すべてを理解した時にはその罪が自身にあることをも理解してしまった。
　仕方なかった。そう片付けるには彼女は聡明過ぎた。殺してしまった命の分まで、彼女は世界に尽くす義務がある。誰に言われるでもなく、彼女自身がそう理解した。

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