容姿・経歴・その他メモ

私立探偵。高価で上品な服装を猫背と目のクマが台無しにしている。
お喋りと指示だけは得意。それ以外はやや、問題あり。

▼PC③用ハンドアウト

ワークス/カバー：UGN 系列/UGN 支部長
シナリオロイス：遺産“エレウシスの秘儀” 推奨感情 P:傾倒/N:厭気

君は横浜近郊ＭＭ地区の支部長だ。
君は UGN 日本支部長霧谷雄吾から指示を受け、遺産“エレウシスの秘儀”確保の作戦に携わることになった。
“エレウシスの秘儀”に関係すると思われるレネゲイド災害は過去に MM 地区でも発生していたこともあり君は快諾する。
“エレウシスの秘儀”を所持する“マスターレギオン”は東京へ向かう豪華寝台列車“マリンスノー”に乗車しており、君は横浜駅でそれを強制停車・包囲する作戦を立てた。
君は作戦をより確実なものとするため、腕利きのオーヴァードである PC①へ寝台列車への潜入を指示もしくは依頼するのだった。

履歴

「……シンドロームと、ヒト本来の能力の差は何に当たるんだろうな」

私は度々この話を語る。
相手によって答える言葉は様々だ。
同じノイマンであっても、それは脳の働きがそもそも違うだとか。
頭で考えるよりも先に身体が動くだとか、そんな風に答える者も居る。
脳の働きを調べれば真実はわかるのだろうか。
レネゲイドの解明は未だ困難な事象の一つだ。

「例えば、普通のヒトは火を出したりは出来ない。
　だが、ライターで火を灯すことは出来る。道具を使っているからヒトの能力ではない。
　そうも言うが、ライターを発明したの自体はヒトだ。ならばヒトの能力としても良いのではないか。
　乱暴な見解だが、通って聞こえる時もあるんじゃないだろうか」

火を出したり、身体を変形させたり、人の領分から外れているのはわかりやすい。
本当にそうだろうか？

「私は、ヒトとオーヴァードの境目は余り無いのでは無いかと思っている」

葉巻に付けた火を消す。
紫煙が燻る。

部屋には誰も居ない。
強いて言うならば、鏡に映った自分がくたびれた面を晒しているだけだ。
再確認、再放送、再現、自問自答。

「所詮、我々もヒトだ。少しばかり、器用で奇妙なだけの」

器用、というのは自惚れだろうか。
私に出来る事は余り無い。
せいぜい少しばかり、頭が切れる程度の事。

「君がどう思ってるのかは……聞いたっけかな……」

そもそも誰に喋っていたのだったか。
前にこの話をした時は相手が居たはずだ。
鏡に布をかけ直した。誰であれ、関係は無い。
自分の意見を変えるつもりは無いのだから。

ただ、それでも何度目かの再現と自問自答を繰り返すのは――

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