彼女が幼いころ、両親が揃って事故で命を落とす。
元々親戚とは疎遠だったこともあり、誰も彼女を引き取りたがらなかった。
そんな経緯もあって、彼女は孤児院へと向かうことになるが、そこはFHが巣食う場所だった。
当然、幼い彼女も例外なく非人道的な実験に参加することとなってしまう。
過酷な実験の末、彼女はオーヴァードへと覚醒し、そのまま行けばFHの戦闘員として使い捨てられるはずだった。
幸運にもUGNが施設を制圧し、彼女を含む生き残った被害者たちは保護されることとなる。

保護された際にオーヴァードに覚醒していたこともあり、彼女は訓練を受けることとなった。
その訓練を担当した教官は彼女を自分の子供のように接してくれた。
同じく教官の下で学ぶエージェントたちもまるで兄弟と言っていいほどの関係であった。
その周囲のおかげで自信と実力を付けて行った。
そうして数多くの実戦も経て、支部長へと任命されることになる。
まだ子供と言える年かもしれないが、その目にはUGNとしての使命と、自分のような被害者を助けたいという願いを灯している。

シンドロームはブラム＝ストーカー/エグザイルのクロスブリード。
性格は穏やかで冷静な人物。
UGN結成以前のガーディアンズの頃からFHと戦い続けている男性。年齢は48歳の男性。
それ以前は警察官をしていたが、レネゲイド事件を察して退職し、地元のガーディアンズへ合流した。
UGN結成後も前線で戦い続けていたが、怪我を理由に後進育成を担当するようになる。
なによりも教え子たちには生き残って欲しいと思ってより、敵を倒すより、生き残る術を重視して教えている。
鳳莉を含めて教え子となるUGNチルドレンたちは親が居ないことも多く、その親代わりもしている。
そのため、師匠や先生と呼ばれることを嫌い、ファーストネームで呼ぶようにさせている。

シンドロームはバロール/モルフェウスのクロスブリード。年齢は18歳の男性。
ローマンの教え子の一人で、鳳莉からして兄弟子にあたる人物。
性格は慎重で大人しいが、それもあって鳳莉に心配性な部分がある。
防衛術に長けた人物で、それもあって基本的に拠点の防衛を得意とする。
ローマンの下で鳳莉と共に多くの時間を過ごし、自身も天涯孤独であることから兄として接している。
有事以外は二人そろって学校に通い、文具店“アダマントマップ”で品出しや発注などをして日常を学んでいる。

UGN支部の表向きの姿。
学生向けの商品を中心に、手ごろな値段の商品を取りそろえている。
鳳莉と夏芽の二人で店舗運営を行っている。
支部の本体は地下スペースにあり、店舗の裏口から向かえるようになっている。
特に訓練スペースに力を入れた構成になっており、定期的に支部全体の訓練会を行っている。
文具店の名前の由来は、帰るべき場所へ戻る助けになるための地図でありたいという願いから来ている。