容姿・経歴・その他メモ

髪

金砂

瞳

翡翠

特技

勝負事

好きな物

きめ細かい食事、正当な行為

苦手な物

大雑把な食事、卑怯な行為

天敵

いたずら好きの老人

属性

秩序・善

清廉潔白、滅私奉公の人。秩序を重んじ、弱きを助け強きを挫く。堅苦しいまでの生真面目さは日常にも及び、普段から律儀で丁寧な態度を崩さない。
凛とした空気を纏い、年齢にそぐわない貫禄すら帯びているが、熱くなりやすい面は年相応といったところ。負けず嫌いな頑固者。

和名を持ち、日本語を扱うが、れっきとした西洋人。戸籍も「暁九零」の名で登録されているが、生まれ持った名は別にある。

その正体は、《聖者の王者》と契約するために設計されたデザイナーベイビー。優れた血、秀でたレネゲイドを宿し、古く歴史に刻まれた魂を継ぐ「騎士王」──いずれ王として完成することを定められた者。

もしもの幻想などない。王となるべく産み落とされた彼女はいかなる旅路を辿ろうと、いずれ王座に至り、おのが真の名を思い出すだろう。

王権の世も今は昔。現代では世迷言のように映るそれを、しかし少女は確信と共に受け入れている。運命──いかなる迷い路、あまたの分岐も、必ずその座に収束するのだと。

結末を始まり(ルーツ)に持つからこそ、彼女はその道程に意味を持たせようとした。
秩序の盾として、世界を守護する立場に就いたのは、そんな一心から。果て遠き未来で正しき王、過たぬ者となるべく。

余談だが。
暁九零の名は彼女の生まれた日に由来する。暁の空に九つの兆しが訪れるとされたが、観測されたのは凶星と吉星がそれぞれ四つだった。預言から零れ落ちた九番目の意味を定めるのは彼女次第という、魔術師を名乗る男の言葉からきている。

UGNに所属する以前の経歴は不明──というより、公的な記録がほとんど存在しない。コーンウォールで養父と義兄のもと養育されたが、遺産との契約を契機に本部のエージェントとしてUGNに名を連ねている。
12歳の幼さで本部入りを果たしたのち、訓練期間を経て実戦に何度か挑むが、上層部との軋轢から日本の僻地へと飛ばされる。僅か二ヶ月という短い期間を支部長として過ごし、事件解決を理由に辞任。現在は再び本部のエージェントとして過ごしているが……。

……二ヶ月。過ぎ去ってみれば瞬きのように短い時間を、彼女は今でも思い返す。何も為せぬまま、ただ無力と未熟を実感した日々。しかし確かに得られた学びを、きっと忘れることはないだろう。

いつかの未来に贈られた名は騎士王(ペンドラゴン)や理想卿(アヴァロン)、獅子王、あるいは■■……と数多あるが、まだ王に至る前の何者でもない彼女は、自らを剣士(セイバー)と称している。

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