容姿・経歴・その他メモ

FHマーセナリー。
金でどんな殺しでも請け負う。

普段はダウナーだけど気のいいお兄さん。
しかし私情と仕事はきっちり分ける。
冷酷で容赦がない一面と、なんだかんだ優しいおじさんの一面という二面性を持つ男。

面倒見がよく、人の愚痴を聞いたりするのが得意。
深入りはしないが突き放しもしない独特の距離感は表の仕事で培ったもの。

アジア系。生まれは定かではないが、日本語・中国語・英語は話せる。

エグザイルの影響か『虐殺器官』という特殊な生体組織を持ち、戦闘時になるとすごい強くなる。
衝動に身を任せた奔放な戦闘スタイルは、しかし今はまだ本当の力を見せていない。

性格

ダウナーで皮肉屋。だけど面倒見はよく、冷静。
仕事柄様々な人の話を聞くことが多く、ワケアリな人との付き合い方もしっかり心得ている。
それは"突き放さず、踏み込まない"というもの。
事なかれ主義者。私生活は適当でめんどくさがり。
総合的に見て気の良いおじさんという感じ。

金への執着が強く、判断基準は基本的に"報酬が出るかどうか"。
タダではどんな依頼も受けつけないが、報酬があるとわかればとりあえず一考はする。
しかし守銭奴というわけではなく、生活費や遊ぶ金でほとんどを溶かしている。
特に仕事で失敗したりストレスが溜まったりしてくると勝てもしないのにギャンブルに投じる悪癖がある。

マーセナリーとして仕事に身を投じるときも普段の態度は崩さず、しかし一転して冷徹で酷薄な一面を見せる。
容赦がなく、一切私情に惑わされない。
ただしこれらは一方的な殺しにおけるものであり、さらに戦闘になると一変する。
すなわち、衝動を抑制せず戦闘狂となるのだ。しかも、自分に手傷を負わせた者に対して強い執着を見せる。
その戦いぶりは、どこか鬱憤を晴らすかのようにも見える。

三行で

・普段は皮肉屋のお兄さん
・タダでは働かないよ！
・バトルになると戦闘狂と化すよ

過去のトラウマから、女性関係には努めて首を突っ込まないようにしている。

経歴

普通の家庭に生まれ、普通に育つ。
特に喧嘩が強いわけではないが、執念深くやられたら必ずやり返す性格だった。
そのためよくいらぬ恨みを買っていた。
ちょっとグレたりしつつも健やかに育つ。

FHのレネゲイド拡散事件に巻き込まれ、感染する。
ジャームに殺されかけるも、得意の逆ギレで返り討ちにして生き残る。
そしてFHにスカウトされ、エージェントとして活動を開始した。

荒事の才能があったので、まともに働くのが馬鹿らしくなるくらいの報酬を得た。
それでも殺し合いやらで荒んでいたが、長谷川伊織という女性と出会う。
彼女との交流でちょっとだけ心が癒されたりしたが、
実は伊織は自分を討伐するために差し向けられたUGNエージェントだったことが発覚する。
壮絶な戦闘の末、最後に立っていたのはレイだった。
彼女は最後の言葉をかけようとするが、それが拒絶の言葉であることを恐れたレイは最後まで聞かずにトドメを刺してしまう。

名うてのUGNエージェントを退けたことで名声は高まり、アジトとして与えられた店で趣味のバーテンダーを始めた。
その後はFHから一線を引いたが、FHからすればより使い勝手がよく、彼としてもより実入りがいいマーセナリーとして生計を立てている。

欲望

物欲。すなわち金への執着である。

彼は「伊織を殺した」という過去に向き合うことをやめ、自暴自棄の状態のまま、とりあえずその日を生きることだけに専念している。
「いつ死ぬかわからず」「成功させれば高い報酬が貰え」「それでもどうしようもないイライラを発散できる」FHマーセナリーの仕事はそんな彼にとって天職だった。
故に、欲望とは今の生活を続けること→そのために金を稼ぐことである「物欲」である。そう思い込んでいる。
それ以外の欲望に気付いてしまえば、たやすく崩壊してしまう自我の上に成り立っているのだ。

＊殺戮器官
もともと素質はあったが、完全に覚醒したのは伊織を殺害し、自暴自棄になった時。
考えることをやめて衝動＝憎悪のままに殺し尽くす、それに専念している状態が彼のレネゲイドが最も活性化するのだ。
FHの研究者共は、この正体不明の力の根源がブレまくって震えているのもわからないくらいの彼の精神状態に起因するなんて思いもよらないだろう。

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