彼にとって大事なのは「何回勝ったか」「どれだけ華々しい戦果を挙げたか」ではなく、「武器を取り、敵対者を殺さんと立ち向かった戦士であるかどうか」という一点のみ。
身分が低かろうが技量がなかろうが心構えがなっていなかろうが人でなかろうが勝負に負けようが、本気の殺し合いをしたという事実さえあればテスカトリポカは等しく祝福し、好意的に接する。
自らの文化圏とは真逆な現代の銃器を好んで使うのもこのあたりに理由があり、持てば誰でも戦士になれるからと言うものである。
逆にその戦士が勝てるかは彼の関心の外であり、仮に戦士として認められてテスカトリポカを味方につけたとしても勝利を約束してくれるわけではない。
テスカトリポカ自身「英雄はいらない」と明言しており、寵愛した個人に肩入れし勝利を約束するギリシャ神話等の神々とは真逆の立場をとる。
大雑把に言えば、戦神テスカトリポカが神としてやるのは死ぬ気で頑張った人を、どこの誰であろうと勝者なら褒め、敗者なら慰めてやることだけなのである。

好むもので語った通り戦うもの全てに肩入れをする。言い換えるなら決して一つの陣営を贔屓しないと言うこと。
これはテスカトリポカが戦神であり、戦争と死による新陳代謝が目的だから、故に戦いの中で死者や負傷者は沢山でて欲しいという思いがある。
「敵の死者と味方の死者は同数であるべきだ。死のない戦いを戦いとは認めん」と発言していることからも見て取れるだろう。
戦争による新陳代謝が目的のためできるだけ争いを起こすように動いているが依頼として協力を申し込まれればしっかりとその額に見合った働きをする。
協力はしても仲間にはならない、そういう感じ
(少し前はできるだけ長く、激しい戦争をしてて欲しいという理由でいろんな所に自分を送り込んでは争いの種をまいてた、今は自分が何かしなくても勝手に争ってくれるようになったので黒のテスカトリポカとしてフリーランスで活動している。
そういった経緯もあって色んなとこから命とか狙われてるけど本人はそれも利用して争いを起こす種にしてる。ついでに言うと現代をめちゃくちゃエンジョイしてるよ)

すごく強い。という訳ではなく倒せなくて厄介な存在と言った感じ。
全能神であるにも関わらずなぜそのような性能になっているかと言うとそもそもが全能神などと言った強すぎる存在が世界に出現できるはずがなく自分で人間の身体を作りそれに憑依して無理やり存在を固定しているため。
強力である事には変わり無いがあくまで人間の身体を依り代にしているため本来の権能や基本的な出力もかなり下がっている。
そう言う諸々の経緯によって神であるが身体の強度としては普通の人間とたいして変わらない