容姿・経歴・その他メモ

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アイルランド出身のFHエージェント。
かつて"神狩り"を成したUGNアイルランド支部のエースを親戚に持ち、良好とも嫌悪とも言い難い微妙な関係にある。
幼いころスラムを彷徨っていたところに、現在の養母であるパトリシア・ケーニッヒ(正体はユナ)に拾われ育てられている。
この時点で既にオーヴァードに覚醒しており、はっきりと認識はしていないが覚醒時の暴走で両親を殺害している。
10歳の誕生日を迎えた際に、とある機体と共に自分の力の使い道をパトリシアからいくつか提示され、FHの道を選んだ。
リリアーナを家族同然に想っており、彼女を害するものには基本的に何らかの形で制裁を加えるまで止まらない。

素直かつ直情的で、隠し事が苦手なタイプ。誰に対しても好意的に接する。
養母の教育の賜物か基本的に博愛主義者。
誰かと接するときは、まず悪い所より良いところを先に見つけようとする。
熱く騒いでいる内はまだ良いが、ウィリアムの中で『排除してよいライン』を超えると一気に冷たくなる。

とある機体について

型番：BFGD-35
開発コード：マルコシアス
搭載兵装：クロススラスト2基、10㎜頭部バルカン

ウィリアムが10歳の誕生日に養母のパトリシアから受け取った人型の機体。
白を基調としたカラーリングで、背部に翼のようなユニットが2基見受けられる。
全長6メートル、重量は400㎏ほど。
搭載兵装は現状のウィリアムに合わせて最低限となっているが、機体及び兵装には遠未来技術がふんだんに使用されている。
個人認証情報として搭乗者であるウィリアムのレネゲイド情報が登録されており、搭乗者のレネゲイド変化を感知して単独起動、搭乗者の元まで自動操縦で飛んでくる。
機体には現代では規格外の出力を誇るスラスターが3基搭載されており時速約600㎞での飛行が可能だが、現状のウィリアムの操縦技術ではドッグファイトは不可能であり移動専用となっている。
フレームや装甲についても未来の技術を用いた素材が使用されており、現代ではありえない軽さと強度を誇る。
さらには搭載兵装、最低限とはいえ2基搭載されたクロススラストは現代のものと比べ出力が大きく向上している。
兵装のスロットにも余裕がある状況で、今後のウィリアムの成長に合わせたカスタマイズの余地が残されている。
動力には機体自身が感染しているEXレネゲイドと、搭乗者であるウィリアムのレネゲイドを使用する。
整備や補給の必要はなく、時間を置くことで機体のEXレネゲイドによって原状復帰されるようになっている。

機体の内部情報として、前身となった機体を含めた開発記録や試験運用のデータが残されている。
最初からこの時代での運用を前提に設計、開発が行われていたようだ。
開発期間が非常にちぐはぐなものとなっていて、数年前と約2000年後が同列に記載されている。
開発者及び協力者の欄にはパトリシアとキョウカ・ツヅキという人物の名前、組織名と思われるクロノスガーディアンなる名称が記されている。

また、機体のコックピットには妖精の言葉でこんな文が刻まれており、未だ解読されていない。
『人は獣に非ず、獣は人に非ず。己が為すべき役目を認め、調和を果たした先に、星の未来は拓かれる。──ユナ』

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