容姿・経歴・その他メモ

【プロフィール】

UGN小佐古支部に所属するチルドレン。
オーヴァードの両親を持つ生まれつきのオーヴァードであり、現在に至るまでの殆どの時間をUGNの中で過ごしてきた生粋のUGNチルドレンである。

ウロボロスのシンドロームを持ち、オーヴァードとしての素質に恵まれた千楓は幼少期から訓練においても抜群の能力を発揮。周囲から天才と持て囃されて育ってきた。

正式な任務は未経験であるものの、UGNの中で長い時間を戦闘訓練に費やした千颯は、元々の卓越した才能に磨いたレネゲイドコントロール技術と身体操作技術も相まって、現在の小佐古支部の支部員の中では自他ともに認めるトップクラスの能力を持つ戦闘員である。

学校には通っておらず一般社会との関わりは薄い者の、現代社会の知識に疎い者も多く居るUGNチルドレンの中では、千颯はその多数の例とは異なりそれなりに表側の社会の知識や常識も備えている方。

それらの知識は主に支部の他のチルドレンから見聞きしたもので、千颯自身も表の世界には強い興味を持っている様子。

【パーソナリティ】

側頭部に結んだ薄紅色の髪と赤い瞳を持つ、明るげな表情が印象的な少女。

幼少期から、周りと比較してもオーヴァードとして何周りも高い才覚を見せていた千颯は天才と持て囃されており、その影響かかなり自信過剰。
明朗快活というよりはへらへらしたお調子者というような性格で、生意気な態度を取ったり不貞腐れたり、挑発に乗せられて腹を立てるというような年相応に未熟な面も多い。

相手を侮ったような言動や礼節を欠いた言動が目立つものの、基本的には人懐っこく、初めて関わる相手にも物怖じするどころかどんどんと距離を詰めて関わろうとする。

概ね生意気な子供といった印象の少女ではあるものの、最低限の気遣いや優しさは持ち合わせており、特に仲間や友人を守るという点においては自分の身を挺することを厭わない。それらを犠牲にしたり見捨てたりすることには異常なほどの拒否反応を見せ、その姿は執着ともとれるほど。

それが単純な仲間意識であるのか、それともそうさせる何かがあるのか。その理由を尋ねようとも彼女は曖昧な笑みを浮かべながら適当にはぐらかすのみである。

【シンドローム】

モルフェウスとウロボロスのクロスブリードであり、自身の能力を用いて生成した二挺拳銃と体術を用いたガンカタが千颯の戦闘の基本スタイル。

生成する二挺拳銃は実際の拳銃の規格とは大きく異なり、大口径かつ長い銃身を持つ大型拳銃。
ウロボロスの影の能力により作られた漆黒で朧げなその銃から撃ち出されるのもまた影の弾丸で、一切の反動なく高速連射が可能。
影の弾丸は直接的なダメージもさることながら、ウロボロスの性質によって相手のレネゲイドに干渉し狂わせるものとなっており、この性質故に並みのオーヴァードにとってはたった一撃掠るだけでも致命傷となりうる。

また射撃に絡めて繰り出される蹴りを主とした体術も、打ち出した部位に影を纏わせることで弾丸と同じレネゲイド干渉能力を持つ。

そして千颯の戦闘能力の中で最も特徴的なのが、影を媒介とした移動能力。
自分が立っている場所から影が繋がってさえいればどこにでも一瞬で移動することができ、この能力が千颯の機動性に凄まじい拍車をかけている。

更にはたとえその場に影が無くとも、ウロボロスの能力を用いて影を動かしたり、弾丸が着弾した場所に影を生成させることで移動可能な場所を増やすことができる。

地面や壁でなくとも空中に霧のような影を発生させてその場から現れることもでき、実質的にその移動範囲に制約はないと言って良い。

黒い紅葉の影を散らせながら舞うように戦う様は、まるで影絵芝居を連想させるものとなっている。

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