容姿・経歴・その他メモ

UGN本部査察部第4課所属のチルドレン、裏切り者を殺す異端審問官。
かつて裏社会で勢力を伸ばす犯罪結社『ギルド』が保有するPMC(民間軍事会社)『クリスタル警備保障』の“備品”だった少女。
潜入、諜報、交渉、暗殺、強襲......様々な局面を想定して“調整”された12人の少年少女『｜欠月《シーズンズ》』の1人。
拉致誘拐、裏社会での取引で手に入れた子どもたちの中から適正のあるものを選別し、訓練過程で生き残った者たちで構成された損耗を前提とした使い捨ての“備品”たち。
無造作に割り振られた8番という数字から「｜八月《オーガスタ》」の名を受けた少女は狙撃、爆撃による暗殺に特化した兵士だった。
中東はイスラエルから出土した遺産『ジャイアントキル』に適合したことで廃棄を免れた少女は、ただ生きるために撃ち、ただ生きるために殺した。
日々殺人にまみれた生活の中で少女の理性は破綻し侵蝕は進み、UGNの強襲部隊がギルドを襲撃したその時、オーガスタはジャームに堕ちる寸前の暴走状態にあった。
殺処分以外に道はないと思われた状況で、生け捕りを命じたのは『ミリオンサンズ』アッシュ・レドリックだ。
彼女の能力に有用性を見出したアッシュの指示によりオーガスタは鎮圧、保護された後にUGN本部へと送られ、第4課の異端審問官となるための再教育が始まった。
人を殺す日々に変わりはない、違うのは、命を奪う意味があることだ。
世界を守るUGN、その正義に貢献するという意味を、あの人が与えてくれた。
だから少女は、今日も銃爪を引く、人を殺す。
あの人の持つ最強の武器、それに並ぶ道具として、『｜地上の火《アグニ》』として――――

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