容姿・経歴・その他メモ

黒灰色の髪に黒い瞳、浅黒い肌。顔や身体に目立つ傷痕があるが、会うたびに場所は変わっている。
両腕と背中にあった刺青は、オーヴァードになって最初の《リザレクト》で消失してしまった。
活動中はインテリア雑貨の個人輸入業者を装って各地を飛び回っており、それなりに仕立ての良いスーツと、季節に合わせたコートなどを愛用している。
武装は小規模の《ワーディング》で覆い、普段から持ち歩くのを好む。無ければステゴロ。


PCに対して

朝明の兄さんは初対面でギャン泣きされた印象が強く、腫れものを触るような対応になりがち。未だに適切な距離感を手探り中である。
「飴ちゃん·····食べやすかい？」

鶫の旦那とは支部で会うと挨拶や世間話をする関係。
彼が無理をせずに済むように、自分が千波市にいる間は水面下で色々動いて、事件の芽を事前に摘んでおきたいと思っている。
「子供らの間で何か気になる噂でも？」

小鳥遊のお嬢さんには旧友の事を色々と尋ねたい。
「ちょいと込み入った話をしてぇんで、行方を探してるんでさぁ。教えてもらえやせんかね？」


その他メモ

空宮 泰風(あきみや・たいふう)：鴻央会系列、海神(わだつみ)会系空宮組組長。故人。
孤児となった観月を引き取り育てた、観月の名付け親でもある。
古臭いタイプの任侠であり、ビジネスを優先する鴻央会とは反りが合わなかった。そのため、空宮組は鴻央会により密かに粛清される結果となった。

タツ、銀次、アキラ、リュウ、康平、大毅、etc.：空宮組組員たち。故人。
泰風と共に観月の脳内で仮想人格となっている。

四条 鷹晏(しじょう・たかやす)：観月の父親。故人。
京都で料理屋を営んでいた。死因は事故死とされている。

四条 花鶏(しじょう・あとり)：観月の母親。故人。
旧姓は鞍橋(くらはし)。空宮泰風の隠し子。
死因は事故死とされている。

履歴

元々は孤児だったが、両親を知る空宮組組長に拾われ育てられて、そのまま構成員となった。
海神会は鴻央会の系列であったため、鴻央会のシノギに駆り出されたこともある。
谷修成とはその頃からの腐れ縁である。

今から20年ほど前、とある事件により空宮組は壊滅し、彼はオーヴァードとして覚醒したことでただ一人生き残った。
最初に発現したのは《写真記憶》だった。
組の仲間、家族全員の死に顔と声が脳裏にこびり付いて離れない。
抱えきれず暴走しかけていた彼をUGNの前身となる組織が保護し、治療と称した実験を施す。
結果として、仲間たちの幻影は脳内の仮想人格として整理され、彼ら仮想人格が必要に応じてブレインストーミングや並列処理の分担を行うという形で、知的能力の向上に貢献している。

過去の経験から、身内を誰一人死なせないように、可能な限り単独で動くことを好むが、徹底は出来ていない。
UGNでは日本支部に所属しており、FHの攻撃などで都市支部が壊滅すると現地に派遣され、再建の要員が到着するまで単身で支部機能を維持することが主な任務となっている。
そういった緊急事態以外の時は、フリーな立場として各地を飛び回って活動している。

コードネームの「黒鑑札」とは、黒く塗りつぶされたドッグタグの意味であり、組織に所属しているが支援は無いという彼の在り方を表したもの。バックアップを受けずに動くことから、「スタンドアロン」と呼ばれている。

セッション履歴