容姿・経歴・その他メモ

肌を隠すように厚着したUGNチルドレンの少女。
厚手のセーターに冬物のコートを着込み、マフラーで口元を隠し、目深にかぶった帽子の下からは無機質な瞳が覗く。
声に抑揚はなく、表情は微動だにしない。応答は端的で、冷淡な人物に見られる。

戦闘用に開発、調整されたチルドレンであり、戦闘行動への支障を懸念して感情が肉体に反映されないよう設計されている。
そのため喜怒哀楽が表出せず、コミュニケーションに著しく支障をきたしている。
潜入調査任務の一環として学校にも通ってはいるが、コミュニケーション不全のせいで友達はできていない。

UGNの技術の粋を集めて制作された（言い換えればひどく趣味的な）機械化兵であり、一見して人間とほとんど変わらない。更なる軽量化が今後の課題。
機械的状況判断には限界があるとして、ブラックドッグシンドロームを発症したチルドレンの脳が搭載されている。
普通の人間とほとんど変わらない姿で社会に溶け込みながら、いざという時は大出力を発揮して戦闘を行い、プログラム制御された冷静かつ正確な任務遂行と、人間の脳のファジーな判断力を兼ね備えた理想のチルドレン！
……のはずだったのだが、そう上手く行くはずもなく。
機械化された身体と全く反映されない感情を気にして、誰に指示されたわけでもないのに気温に関わらず衣服を着込んでは過熱で行動不能に陥っている。

鉄村鈴華にとって自身の性能とは全て“ランバージャック”の研究開発チームによって用意されたものであり、戦闘スコアも言ってしまえば他人の成果である。そのため任務で手柄を立てたいというような欲求はほとんどない。
UGN正規職員（エージェント及び支部長）の指示がUGN規範に反しない限り拒否権はなく、それが他の如何なる規律に抵触しようともUGNとして必要であれば遂行する。

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