毛先が薄いベージュ色になっている黄緑のミディアムヘアになっているクリクリとしたつり目気味の緑の瞳が特徴な少女。

とある街の一角にそびえ立つ街を見守る大樹として歴史を持つ桜の木のレネゲイドビーイングによって生み出されたハンドリング用の分体が意志を持った存在。

当然本体がハンドリングを本格的に解除すれば肉体は消滅し、自身の経験と記憶を養分として吸収されほか分体に共有されると言った風な扱いで自分は何処まで行ってもセーブデータの一つに過ぎないと認識している為基本無欲であり、ミネラルウォーターと酸素、後はちょっとした思い出さえあれば十分と思っている。

それはそれとして人々と交流することは好んでおり、時には木の近くに佇むお姉さんとして子供と遊んだり、学生の悩みを聞いたりと自身の容姿を活かして本体からの指令である『人々を見守り、困っていれば助けよ』を忠実に遂行している。

しかしながら、前の分体が消滅しデータの引き継ぎが行われなかったことから深い関係になってもリスクがあると考え、深入りをすることは避ける傾向にある。

性格的に言えば自由奔放でノリが軽くマイペースだが、それでいて覚えていることに関しては義理堅い一面を持つ。

十数年前、自身の先代分体が何らかの理由でハンドリング中に消滅したため記憶の共有が行われないままその調査と引き続きこの地に住まう人々の監視及び手助けのため生み出される。

先代からのフィードバックがないままなので共有されていない現代のあり方に戸惑いつつも人々と交流を重ねていった。

そんな中、とある人間と出会い妙に惹かれるものを感じながらも自身のあり方の問題から深く踏み込まずにいたが、あるときその人物が突如として死去してしまう。

突然のことに戸惑いを隠せず、自身の抱いた感情すら理解できず立ち往生してしまい現在この抱いてしまった感情の清算の仕方を検討している。

自身の肉体が限り無く樹木に近い成分で作られたハンドリング用分体である事を活用し、肉体に多数の種子と花粉を蓄えている。

それをオルクス由来の植物活性化能力の活用で急激に成長させることで不意に空中から蔓を伸ばして拘束、根を伸ばすことで攻撃のガード、妨害等を行う。

また、複製される際に風を起こす能力を受け継いでおりそれを用いて花粉を飛ばすことで広範囲に仕掛けを施すことも可能となっている。

相宮 零 breath of stella

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