詳細

UGN夏越市支部に所属するUGNチルドレン。

貧しかった家庭に長男として誕生。
父親はかわいがってくれていたようだが、母親は好きで産んだわけではないと放置気味。
物心つく前にオーヴァードとして覚醒し、母親は気持ち悪いと虐待を始める。

ある日、膨大な金額を提示し、子供を欲しいとはなすＦＨのエージェントに、父の静止を聞かず母が受け渡し、以降ＦＨによって調整されることになった。

サラマンダーのうち、特に氷の能力に適性を見出され、RCの訓練が開始。
善悪の区別がつかない幼少期であったために、それが普通であると認識して訓練を続けていく。また、当時能力を拡張するという実験も行われており、その実験体として様々な実験を施された。

しかし、とある訓練中に能力が変質し、暴走。
凍流を起点に、大規模なワーディングが展開され、それをUGNが察知したことでセルの存在が明るみになり、この時にUGNに保護された。

暴走の鎮静化、その後に一般教養や能力制御などを一通り学ぶと、当時の救出の際に凍流を保護した『竜崎海月』が支部長を務める夏越支部に配属となった。

きわめて理性的、いついかなる時も冷静であるように心がけており、年齢の割には大人びた雰囲気を醸し出している。
しかし、突発的な事態になるとパニックになり、冷静な顔でなにもできず、他人の指示を待つ癖がある。

というのも、能力の暴走を危惧したUGNによってそのように調整、教育されており、単独任務の際でもインカムをつけ、サポーターによる指示が行われるようになっている。

精神性の未熟さや、このような事情もあり、能力はトップクラスであるものの、マスターエージェント等を相手にする任務に充てられることはない。

能力

サラマンダーのピュアブリード。

氷の能力に高い適正を持っており、無数の氷剣を生成、操作をすることによる遠距離からの範囲攻撃を得意としている。
近接戦闘向きだったのだが、FHによってRCによる射撃スタイルへと調整されているため、自衛程度の白兵戦はできるものの、実践レベルとは言えない。

FH時代の暴走によって、能力が冷気操作ではなく『静止』という概念操作へと変化。
そのため、物質、生物非生物、はてには空間を指定し、概念を投影することで局所的に『絶対零度』を発生させることができる。
しかし、UGNの指示なしにこの能力行使を行ったことがないため、単独で窮地に立たされた場合の撃退が困難とされている。

また、本人も無自覚に能力を制限している。

サンプルボイス

「｜冰帝の剣《グレイプフル》、藤堂凍流。任されたからには任務を全うするよ。それくらいしか、僕にはできないからね」
「マスターエージェント！？ そんなの、僕が勝てるわけないじゃないか……」
「僕……いや、オレだってやれるんだ。生まれが不幸でも、恵まれている｜日常《いま》を壊させたりしない――！」

セッション履歴