彼は物心ついた時から孤児院にいた。その頃は引っ込み思案で、控えめな少年であった。
　彼は孤児院でずっとひとりぼっちで常にいじめられていた。いじめられ続けた彼の中に芽生えた怒り、孤独。なぜ自分がこんな目に。その思いは段々と膨らんでいき…そして…切れた。彼はオーヴァードとして覚醒した。いじめっ子たちは全員、無惨な姿で発見された。事件は迷宮入りとなった。

孤児院を出て１２歳の時の夜、彼は一つの衝動に襲われた。目の前の命を切り殺したい。その衝動に突き動かされた彼はその日、孤児院を出てから初めて犯罪を犯した。彼に後悔は無く、ただ晴れ晴れとした、実に気分のいいものであった。被害者は奇跡的に生存したが、今でも病院通いを続けるほどの重症を負った。
　次の日、彼はFHにスカウトされ、そのまま入った。

　狗母魚市FHセルに所属するエージェント。時々街に繰り出しては、人を切る生活をしている。

　大塚亜伎斗によるMOTHER事件解決後、如月と共にFHを抜けた。家族との思い出、双子の姉である詩音、実の父である如月　圭介のことを思い出した。現在は如月家に住んでおり、家族と一緒に生活している。
　人を切る頻度がちょっと減った。
　苗字を”如月”にするか考え中。

　元々は引っ込み思案で控えめな少年だった。
　オーヴァードになってからは彼の中でナニカが壊れてしまった。今の彼は無邪気な笑顔を浮かべ、幼子のように明るく振る舞うようになった。
　そして、己の衝動に身をおいた時から、彼は人を切ること、殺すことを何の迷いもなく行うようになってしまった。むしろ彼にとってはこれ以上ないくらいの至福の時であった。
　基本的には無邪気な子供。ゲームとか遊園地も好き。ただそれ以上に切ることや殺すことが好き。

「罪の業火」後
　でも今は、切ること以上に家族が大好き。

　肉切り包丁片手に敵陣に突っ込んでいって、切りまくる。
　彼は戦闘時には大抵笑みを浮かべるが、戦闘狂ではない。戦うことが好きなのではなく、切ることや殺すことが好きなのだ。

　FHセルの支部内にある自室に住んでいる。基本的に支部内をウロチョロしている。
　自室の地下には秘密の解体部屋があって、常に何個か死体があるという噂がある。
　学校には通っていない。
　料理は簡単なものならできる。でも外食の方が好き。

「罪の業火」後
　FHを抜け如月家に住むことになった。秘密の部屋も取り壊されたが、圭介が新しく作ってくれるらしい。

「僕はねぇ…涼っていうんだ！よろしくね！」
一人称：「僕」　二人称：「キミ」「アナタ」　三人称：「〇〇くん」「〇〇さん」「△△（役職）」

《無音の空間》を使用
《折り畳み》and《万能器具》で以下の道具を用意。
・刃物（できる限り切れ味がいいもの）
・手袋
・ゴミ袋（不透明かつ人がすっぽり入れる大きさ）
不意打ちでズパァ！
死体を袋に入れる
自室の秘密の部屋にお持ち帰り
お楽しみ（切り刻み）タイム

「気狂い切り裂き魔」（マッドネス・リッパー）
　彼は狂っている。己の衝動や力ににまるで嫌悪せず、むしろ嬉々として人を切ろうとしている。笑顔のまま深々と刃物を突き刺し、無惨に切り裂く。行為が終わった後、笑みはより深くなる。
　これを狂気と言わずしてなんと言うのか。

「切り裂く守護者」（ジャック・ザ・スラッシャー）
　幼き頃に感じた恐怖の象徴は、いつしか彼の手の中にあった。
　彼はこれからも人を切ることは止めないだろう。
　でも、これからは自分の衝動の為だけではない。家族を守るためにも人を切る。
　彼から何もかもを奪った恐怖の象徴で、彼は家族を守り続ける。

・電光石火　LV３（２５）肉体感覚　判定ダイス＋［LV＋１］個　HP１D点失う
・砂の加護　LV３（２５）判定ダイス＋［LV＋１］個
・サポートデバイス　LV５（３５）判定ダイス＋［LV×２］個
・マシラのごとく　LV３（２５）攻撃力＋［LV×１０］判定ダイス−５個

●ＰＣ④のＨＯ　ワークス/カヴァー：FHエージェント／なし

シナリオロイス：如月
推奨感情：任意/任意

　あなたはFHに所属するエージェントだ。
　あなたの所属する狗母魚市FHセルには、如月という名の上司がいる。
　如月はあなたを可愛がっており、あなた自身も彼には恩がある。
　彼の恩を返すために、何か大きな仕事を成し遂げたい。