容姿・経歴・その他メモ

【概要】
巨大な鬼の爪から生まれ落ちた鬼。
里の自警団を率いており、自分が大将として一番先頭に立って里の者達を守るべきだと思っている。
体格とは引き換えにクールな性格だが、やや常識に欠けている。

【経歴】
4世紀ごろ、飛騨の山中にて異形の鬼である"両面宿儺"が戦の中で剥がされた爪から生まれた鬼。
魁儺が生まれたときには既に両面宿儺は朝廷によって討伐され、その死骸は山の奥深くに埋められている。
そのため、故郷を持たない野良妖怪であった。
生まれ落ちてから当てもなく彷徨い、自我も明確でないまま母体である宿儺の後進として戦いの日々を過ごしていたが、
戦国時代の動乱期には誘われるように織田軍の足軽として入軍し、その巨体を生かして京へと上った。
京に入った際、かつての宿儺の未練によって衝動に呑まれそうになったところをヒカミサマに拾われ、織田軍を抜けて里に入る。

【戦闘スタイル】
圧倒的な巨体と膂力を駆使して力任せに戦うパワープレイが基本スタイル。
戦場で拾った太刀を鎖に繋げ、鎖鎌のように振るって戦う。太刀はよく壊す。
己の巨体と武力、そして織田軍従軍時代に聞きかじった兵法を扱い、自警団を統率している。

【妖怪として】
元々、大妖怪の鬼である両面宿儺から生まれた存在であるため、根本的には暴力を主とする恐れの対象である。
一方で、中央政権から山の先住民を守った英雄の側面を持つため、守るべき存在を得た魁儺はその願いを全うする。
彼が暴力の徒ではなく、里の守護者の立場を得たのは彼が己の居場所を得たことによるのだろう。

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