▼プロフィール

名前：霧ヶ峰水辺（きりがみね・みずべ）
シンドローム：ピュアブリード（一種特化）／ノイマン（脳、及び思考能力の強化）
やりたいこと：生きること

▼設定

見た目の若い支部長。組織に入ったのは数年前にオーヴァードに覚醒してからで、熟練のチルドレン達と比べるとまだまだこの業界では新米にあたる。気づいたらこんな地位まで来ていた。日々N市に降り注ぐ大量の激務をこなしている社畜の苦労人。ショートスリーパーなので少ない睡眠時間でも活動できるが、それにしたって限度がある。週の平均睡眠時間は支部長になったあたりから数えなくなった。立場ゆえにチルドレンやら教官やら幼少期から生粋のオーヴァードだった者達に囲まれており、部下に対してさえ抱く感情は大体恐怖の一辺倒。いつかジャーム化するかもしれない。死ぬかもしれない。そんな恐怖の中に居るのに。なにをそんなに楽しそうに生きられるのか、ノイマンの頭脳で考えているのにちっともさっぱりわからない。

▼内心

自身もオーヴァードとして常に戦いの中に身を置いているくせして内心は死への恐怖が常にちらついており、大変生き汚い。隙あらば生きたい。とにかく生き延びたい。生き延びたいったら生き延びたい。人間死んだら終わり。生きてりゃ丸儲け。すべて世は事も無し。
なのでジャームになる恐れのあるノイマンの能力を本人は極力使いたがらない。しかし責任ある立場の支部長なのでやっぱり部下とともに現場によく足を運ぶし能力は使う羽目になるし戦いに巻き込まれる。どこか小物臭がする支部長。

▼コードネーム

コードネームは【心臓の鼓動が止まるまで(バケットリスト)】。
Bucket Listの意味は余命宣告をされた末期患者が死ぬまでにしたいことをリスト化して書き留めておくためのノートの総称。敵組織との抗争から生還した際に普段なら言わないはずの弱音を思わず漏らしてしまい、それをたまたま聞いていた部下に皮肉を込めてそう呼ばれたことに由来している。否定する気持ちは一切ないので好きに呼ばせていたら定着し、いつしかコードネームとなった。その部下も結局ジャームとなって消えている。死にたくない。あれもしたい、これもしたい、戦うよりも重要なことが自分達にはあるじゃないか。予約だけしてて積んでるドラマ消化しなきゃ。欲しいCDがあったんだよな。あの漫画の続きが出てる。というか俺が死んだら仕事は誰が片付けるんだろう。引継ぎはどうしよう。
戦闘に集中しているように見えて、その頭の隅ではいつも帰るべき日常を思い続けている。

▼家族構成

霧ヶ峰岸辺　学業優秀な息子達に「俺達からこんな良い子が二人も生まれるとはなあ」が口癖の明るい父親。享年44歳。
霧ヶ峰窓辺　父親と名前が似通っていたことで意気投合し結婚、それを子供達にも付けちゃうちょっとお茶目な母親。享年43歳。
霧ヶ峰海辺　兄には及ばずともかなり学業に秀でた、ちょっとませている弟。父が兄弟どちらもべた褒めするので若干照れくさい。享年14歳。

▼過去

17歳の時にN市で起こったジャームによる民間人大量虐殺事件に巻き込まれ、途中でオーヴァードに覚醒。自身も瀕死の重傷を負ったが土壇場でノイマンになったことでリザレクトが発動し、難を逃れている。
その後UGN組織で手当てを受ける。自身が覚醒していたことから説明を受け、UGN組織の存在と、UGNがこの事件の情報を事前に掴んでいたことを知る。「重要情報をあらかじめ自身が手に入れておけば危機回避が可能」という死にたくない気持ちの一心で所属を決意。人手不足もあって志願は受け入れられ、エージェントとなった。

弟の首は吹き飛んだ。父の頭は割れて、母の身体は真二つに分かたれて。それでも自分は生きている。

▼使用メーカー

そむぴ少年メーカー　蒼武様より
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