容姿・経歴・その他メモ

UGN日本関西エリアにおいて最大級の規模を持つ京都支部を統括する支部長。

京都支部の歴代支部長は遺産〈祈りの造花〉を世襲し、その管理を任されている。
この遺産の継承者が死亡すると、その魂は遺産の一部となるとされている。京都支部の支部長となるということは即ち、己が身が死すその時まで、〈祈りの造花〉と人々を護り、死を以て己が魂を捧げるという事である。

UGN京都支部

日本支部が置かれている関東近郊に比べ、関西圏はUGNの戦力層が薄い。
それでもFHを押さえ込んでいるのは〈祈りの造花〉を継承する京都支部長の存在が大きい。
御嶽楓花は三代目の継承者であり、歴代で最も長く支部長の座に就いている。

最初の継承者はRV解放期、まだUGNが設立するより前の混乱した時代に京都市内の平定に尽力したが、その後僅か1年で命を落とし、魂は〈祈りの造花〉の一部となった。

意志を受け継いだ次の継承者は、関東で結集したUGNへと接触し参画を果たす。7年余、京都支部長として在任するも、とある事件によって命を落とした。

以降、15年に渡って御嶽楓花が三代目の〈祈りの造花〉継承者として京都支部長を務めている。
彼女が京都支部を託されたのは、霧谷雄吾の日本支部長就任とほぼ同時期だったこともあり旧知の縁である。


先述した通り、日本支部の膝元である東京近郊に比べて関西圏のUGNは戦力層の薄さが否めない。
それは日本支部も理解してはいるものの、慢性的な人手不足は全国各地が抱えている共通の問題であり、苦しい状況が続いていた。

特に凶悪な事件やジャームの暴走といった危険な任務については、実力の保証されたエージェントでなければ対処がままならない。
ジャームはオーヴァード覚醒の延長線上にある。故に簡単に発生し得るが、逆にそれを鎮圧できるだけの実力者を育てるのは容易なことではない。
そして、過酷な現場に赴けば、それだけ危険に身を晒す頻度も増えていく。

これは、例えば支部長を任されたような者であれば、皆一様に直面する課題である。

セッション履歴