容姿・経歴・その他メモ

🔶概要

抵抗組織『アトランティス』に所属する構成員。
忍術を元とした早世隠流古武術とワイヤーを用いた高速戦闘を得意とし、義体に改造された四肢とそこに接続された4本の鎖鎌を武器に戦う。
戦闘時の非情に好戦的な性質とは裏腹に、仲間に対してはカラッとした気持ちのいい態度をとり深い思いやりも見せる。
良くも悪くも裏表のない性格で、後述する理由から人に嘘を吐く事や隠し事をする事を嫌っている。
料理や裁縫、家事全般が得意という家庭的な面もあるが、本人は恥ずかしがっており誰かの世話を焼いては照れるという行為を繰り返している。

🔶出自

忍者の一族を祖に持つ早世隠家の一人娘として生まれる。
道場を営む両親の元で古武術を学び成長するが、幼少期に幼馴染の二色憂星と共に“鬼”のような異形の怪物に誘拐されてしまい、その際に両親を失ったショックからオーヴァードとして覚醒する。
優しかった両親を失った悲しみと自分の身に起きた変化に一時は人生に絶望したものの、事件の際に救われたUGNエージェントに対し一種の憧れのような感情を抱く。
彼のような”絶望した人間に再び立ち上がる希望を抱かせられるような”ヒーローを目指すと心に決めた彼女は、憂星と共に再起しその後UGNに所属する事になる。

🔶UGN所属後、出奔まで

時が経ち憂星と共にUGNチルドレンのコンビとして活動を始め、裏切者を精査・処分する部隊に配属された喜月たち。
配属当初こそ裏切者として排除されようとしている同輩に対し調査や対話による説得を試みていたが、その内に抱える思いやそれぞれの事情、葛藤により互いに解り合えない厳しい現実を目の当たりにする。
幼少期に憧れていたヒーロー像とあまりにかけ離れた自身の行いに耐え兼ね、遂にはUGNを飛び出してしまう。
憂星には自身の心持を打ち明けようと考えた事も幾度としてあったが、努力を重ね日々を懸命に生き幼い頃の夢を叶えようと奮闘する彼を前に、心の中の迷いを告げる事は遂に叶わなかった。

🔶UGN脱走後、アトランティス所属まで

脱走後は各地を転々とし、UGNからの追手やFHエージェントを退けながら己の夢を追い人々を傷付けるジャームを狩る生活を続けていた。
その際に負った怪我は元々オーヴァードとしては比較的再生能力に乏しい彼女にとって致命傷となるものもあり、初めは四肢を、その後は内臓の大部分を義体へと換装していく事で闘いの日々を生き永らえていった。

🔶アトランティス所属

終わる事の無い闘争の果てに心身ともに疲れ切り、敵味方の区別もつかない状態になっていた所を噂を聞きつけたPC3により抵抗組織『アトランティス』へ勧誘される。
勧誘を断りPC3と交戦する喜月だったが、度重なる戦いで消耗しきっていた彼女はあえなく倒されてしまう。
その後『アトランティス』の医療施設で目を覚ました彼女は、命を救われた恩を返す為、そして自身を救ったPC3の姿にかつて自分が憧れた"ヒーロー"の姿を幻視し、『アトランティス』で自身の夢見た"ヒーロー"を再び目指す事を決心した。

🔶現在

野良オーヴァード時代に培われた好戦的な性格はそのままに、かつて自分が手にかけた同胞達への後悔からか『アトランティス』の仲間との絆を何よりも重視している。
PC3への信頼も厚く、生来の気風の良さから部下の面倒見も良い。その為組織内では中間管理職として様々なトラブルを解決する立場を獲得している。
仲間と共に理想の為に戦う日々に充実感を覚えている一方でUGNに残してきた憂星の事を唯一の心残りとしており、いつか彼と和解出来る日が来る事をもう一つの夢として胸に抱き続けている。

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