ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

アラン・アルン - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

笑利者(ヴィクター)アラン・アルン

プレイヤー:輝美店長

笑えよ。その方がずっと良い」

年齢
25
性別
星座
身長
176
体重
75
血液型
ワークス
UGNエージェントA
カヴァー
探偵
ブリード
ピュアブリード
シンドローム
オルクス
HP最大値
24
常備化ポイント
10
財産ポイント
7
行動値
6
戦闘移動
11
全力移動
22

経験点

消費
+70
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 双子の妹がいた
姉妹
経験 全てを失ったあの日以降、しばらくは動けなかった
長期入院
邂逅/欲望 奴を許すことは出来ない、だが殺すことが正解なのか?
殺意
覚醒 侵蝕値 ただ一人の幸福を渇望した
渇望 17
衝動 侵蝕値 空っぽの心がまだ、失った光景を求めている
飢餓 14
侵蝕率基本値31

能力値

肉体1 感覚2 精神2 社会4
シンドローム0×2 シンドローム1×2 シンドローム1×2 シンドローム2×2
ワークス1 ワークス ワークス ワークス
成長0 成長0 成長0 成長0
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵1 射撃4 RC1 交渉
回避1 知覚 意志1 調達1
運転: 芸術: 知識: 情報:UGN4
情報:裏社会3

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス 黄金領域 信頼 悔悟 ディクタトル習得、こんな空虚を俺は望んじゃいない
固定:伊庭宗一 連帯感 憎悪 P:憎悪、全てを奪った存在、自分と同じ空っぽな男
固定:アリス・アルン 執着 脅威 P:好意、もう戻ることはない何よりも大切なもの

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
コンセ 3 メジャーアクション 2
アニマルテイマー 5 メジャーアクション 3
判定ダイス+Lv+1個
完全なる世界 5 メジャーアクション 5 100↑
判定ダイス+Lv+1個、攻+Lv*3
妖精の手 3 オートアクション 3
ダイス一つの目を10にする
ディクタトル 1 セット 3
ダメ+10、放心のバステを受ける
領域の庇護 1 オートアクション 3
暴走以外のバステ[Lv]個回復
ディストーション 1 メジャーアクション 2
【社会】置換
要の陣形 1
機械の声 1
機械を自動的に行動させられる
成長促進 1
領域内の植物を成長させる

コンボ

テイマ射撃

組み合わせ
タイミング
技能
射撃
難易度
対象
射程
侵蝕値
5
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
4+8
4
7
100%以上
4
4

、侵蝕値100未満

世界込み

組み合わせ
タイミング
技能
射撃
難易度
対象
射程
侵蝕値
10
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
4+19
4
25
100%以上
4
4

、侵蝕値100以上

Tears of Mardel

組み合わせ
タイミング
技能
射撃
難易度
対象
射程
侵蝕値
16
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
4+19
4
35
100%以上
4
4

(ディクタトル庇護込み)

一般アイテム常備化経験点種別技能解説
コネ:要人への貸し 1 <情報:任意>の判定にダイス+3、シナリオ一回
思い出の一品 2 <意志>の判定に+1、アリスがくれたペンダント

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
0 16 184 0 0 200 0/200
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

欧州系

「お前が失わず笑えるように……その為に、俺がここにいる」

どんな苦境でも絶対に笑みを崩さず、勝利を手にしてきたUGNエージェント。故に人は彼をこう呼ぶ。
――”笑利者(ヴィクター)”、決して俯かない絶対強者と。

UGNエージェントなのだが、探偵業と言い張って常にフラフラと何処かをほっつき歩いている不良エージェント。
よく見受けられるのはミーボと昼寝をしている姿。故意かどうかは不明だが、そう言う時は決まって何かしらの花が彼の周りで咲き誇っている。時折手品と言い張って一般人の前でオルクスの力を使うこともあり評議会からは再三注意を受けている

基本的な戦闘スタイルは自身の因子を埋め込んだミーボによって敵を撹乱し、出来た隙に射撃を叩き込む連携を重視したもの。範囲ではなく単体への干渉に特化した、オルクスのピュアブリードとしては珍しいタイプ。オーヴァードとしての力はそこまで強力なものではないが、覚醒が幼少期であった為扱い方に関してはかなり熟達している。
そんなアランを象徴するものこそが彼自身の黄金に輝くレネゲイド、誰が呼んだか”黄金郷(エルドラド)”。それは本来、一部の熟達したオルクスがかなりの集中力を要することで成立させるエフェクトだが、アランは持ち前の制御能力で領域を活性化させつつ自身の状態を安定させることが出来る。
力の副作用なのか、常に視界に入るものが眩しく見えてしまうためそれを防ぐための眼鏡を身に着けている。レネゲイドを活性化させることでこの症状は消える。

オーヴァードとして過ごした期間が長いこともあってクロスブリードに目覚めてもおかしくはないはずだが、彼は一向にオルクス以外の力を目覚めさせないし自ら得ようともしない。その理由は聞くべきものではなく、やがてアラン自身が語るべきものである。

オルクスの力とは、本来領域やその内部にある物体を操るものである。しかしアランの場合は直接因子を埋め込んだものしか操作することが出来ない、一見すればオルクスとしては不完全なもの。空間を曲げることも、大地を隆起させることも、ましてや他の黄金領域を持つオーヴァード同様空間が輝くこともありはしない。
しかし彼の放った弾丸は確かに敵へと当たり、当てられた側もただの対レネゲイド弾とは思えないようなダメージを受ける。そこにこそ、アランの能力の真髄があった。
彼の”世界”は物体の内部、そして彼自身の心の中にあるのだ。
彼の世界を内包した弾丸はその意志のまま動き、当たれば世界が瞬時に弾け飛ぶ。超小規模な世界の破裂、有り体に言えばビッグバンである。
だからこそ彼がその黄金の力を使えば瞳は黄金に輝き、漏れ出た世界がその腕と銃を包み込む。
レネゲイドの力は想いの力。であるならば一体何が、彼に”世界”を生み出したいと、そう思わせたのだろうか。

「Code DICTATOL. Ready――《Tears of Mardel》!!」


イギリスはロンドンの郊外、そこにある病院の一室でアラン・アルンは双子の妹であるアリス・アルンと共に産声を上げた。両親は共に工場で働く貧困層。
懐は寒くとも、その心は温かさに満ちていた。居間と狭い寝室に辛うじてユニットバスがあるだけの部屋は四人で暮らすには手狭だったが、家族と身を寄せ合って笑い合い、喧嘩して、悲しいことがあれば共に涙を流すその場所は、確かにアランにとっての”黄金郷”だったのである。
――だがそれは、いとも容易く崩れ去る。
事件が起きたのはアランとアリスが5歳になる誕生日。その日はちょうど休日で、両親はプレゼントを買ってくるからと二人を残して家を出た。
そして帰って来たのは……両親”だった”ものが収まった二つの棺。
二人の乗ったバスが大きなガス爆発事故に巻き込まれたと知ったのはその直後だった。
そんな事実を5歳の子供が……少なくとも、甘えたい盛りであった少女が受け止められるはずもなく、アリスは心を壊し。
ただ、遅いか早いかの問題でしかない。先に壊れたのがアランであれば、この先を背負ったのはアリスだっただろう。しかしアランは、正気を保ってしまった。
故にアランはアリスの幸福を”渇望”し、アリスはアランを除いた全ての”忘却”を望んだ。
故にアランは幸福な”世界”を作る為の力を、アリスは”夢幻”を見続ける力を手に入れた。
それ以降アリスは「両親は自分たちの為に何処か遠くへ行っている」と認識するようになり、アランはアリスを守る為にその幻を肯定した。
……それが如何に残酷で、軽薄で、自分自身の心を守る為の弱い行いであるかを理解しながらも、アランはそれを選んだのだ。全ては、残されたたった一人の家族を、幸せにする為。

事故の後、二人を引き取ったのはとある孤児院だった。
そこはアラン達同様両親を失った子供たちを引き取り、独り立ちするまで支え続けようとするお人好しな老夫婦が営む孤児院。施設の中でも特に幼かった二人はすぐに受け入れられ、他の子供たちから弟妹のように可愛がられた。それはとても温かく、希望を見出せるもの。心に空いた穴もやがて塞がり、アリスが夢幻から覚める日が何時か来る。そう信じられるほどに、アランの心を強くした。
そうして数年はたっただろうか。最初はアラン以外と言葉を交わすことが無かったアリスも、少しずつではあるが他人と接するようになっていった。
そんなある日、アリスは言った。
「わたし、いつかあの広い空を飛んでみたいの。だって、あんなに先が見えないんだもの。飛び続けていればいつかきっと、お父さんとお母さんに会えるかもしれないから」
それはアリスが初めて語った夢。しかし叶えば“夢幻”が覚めてしまうであろう目覚まし時計。
「アランはわたしのユメ、応援してくれる?」
当然だ、とアランは言った。アリスを肯定することが彼女の幸せであると思っていたから、信じていたから。
……それが大きな間違いだと、気付いた時には遅かった。

二人が15歳になった誕生日の時、プレゼントとして空港の見学ツアーのチケットを貰った。それは航空系の学校への進学を決めていた双子にとって、最高のプレゼントであった。
本物の飛行機を見るアリスの目は10年前では考えられないほどに輝いていて。例えそれが”夢幻”に溺れているのだとしても、アランにとってはアリスが幸せであるならそれ以上のものはいらなかった。ただ、アリスが笑ってくれていれば、それで良かった。
それだけで、良かったのに。

――響き渡る爆音と、鼻を掠める肉の焼ける匂い。同時に広がった胸を突き刺すような恐ろしい感覚。

オーヴァードでありながら知識の無かったアランがそれをワーディングだと知ったのは、全てが終わった後だった。

――もしもの話である。
双子のどちらか片方、或いは両方が、ただの人間であったなら。そうすればワーディングが発動した時点で、この場を離れることが出来ていただろう。どちらか片方を置いていなくなるようなことは、この双子に限ってはまずありえない。
しかしだからこそ、二人はその場を離れることが出来ず、”それ”と相対したのだ。後の世で”狩猟者”として恐れられることになるオーヴァード、伊庭宗一と。
アランは、そこからのことを断片的にしか覚えていない。
振り下ろされる赤。
自分を突き飛ばすアリス。
飛び散る紅。
笑うアリス。
覚めていた”夢幻”。
視界を埋め尽くす黄金。
最後の、言葉。

次にアランが目を覚ましたのは、UGNが管理する病院だった。
UGNエージェントによってレネゲイドとオーヴァード、そしてあの場所で起こったことの全てが説明された。
しかし一言として、アランの耳には入らない。聞こえるのは、繰り返されるのは、ただ一人の言葉。

「アランが生きていてくれれば、笑っていてくれればそれで……私は十分、幸せよ」

残ったのは空っぽの”黄金郷”。想いは希望で言葉は呪い。
それはたった一つの約束。己に打ち込んだ楔。
もう他の誰かが失わなくて良いように、痛みを背負わずに済むように。

空っぽの宝物庫、全てを失って唯一手に入れた、強さと言う玉座で、アラン・アルンは笑い続ける。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 50
20
-15
ストライクチップ
15
Dロイス

チャットパレット