心因性と思われる慢性的な睡眠障害がみられる。
それに伴い肉体性能の低下も見られるが、元来の性能が高いためカバー範囲と判断。
定期的な投薬とカウンセリングを提案したところ、カウンセリングは辞退があったため投薬のみ実施。
要経過観察。

N市にて出生。転出・転入歴なし。
家族構成は父・母・弟の3人。弟とは5歳差。
15歳時にFHエージェントが非オーヴァードを弄び殺害する場面に遭遇し、強い憤怒の情動と共に発症。
オーヴァードとなりその場で交戦していたところをUGNエージェントに保護された。
UGNに所属するが、同時に家族の発症を恐れるようになったため、進学と同時に学校へ入寮したと偽装して支部へ転居。
以降はN市支部にて生活し家族とは距離を置いている。

約10年前に発症して以降、UGNにてエージェントとして活動。
戦闘特化型の前線向きの能力を買われ戦績を積むこととなる。

数年前任務遂行中に当時の支部長がジャーム化したため、戦闘不能にし肉体を凍結保存した。
後世にて有効な処置が生まれることを願って本部へ託そうとしたが、
当時の支部長が戦闘に長けたオーヴァードであったことや管理施設の圧迫などを理由に受け入れられず、自らとどめを刺すこととなった。またこれを受けて同僚であった支部長の妹がジャーム化し、その掃討も担当した。

一連の騒動の中でN市支部からのエージェントの離脱やジャーム化が相次ぎ、
事態が鎮静化する頃にはN市支部で長を担うだけのUGNキャリアを持つエージェントが自分だけになっていたため、
不本意ながら前支部長の遺した古書店とN市支部長の職を引き継いだ。

支部長を引き継いで以降はN市支部の凍結保存したジャームを保存する施設の増設と拡充を行い、
自ら凍結保存した元市民や元職員を中心に収容している。

なお、戦歴から疑いをかけられ、検査の結果＜対抗種＞であることが確定している。

エージェント時代同様前線に出て白兵戦を行う自己完結型の戦法であり、指揮能力やダメージコントロール能力に欠ける。
精神力や感覚の鋭さ、社交性について乏しく、部下の管理も本部への報告も水準以下である。
特に書類仕事が苦手で、詰まってしまったり都合の悪い内容が多いと書類を燃やそうとする悪癖がある。
見かねて代行してくれる部下（主に伊月）には頭が上がらない。
実務能力の低さについて自覚しているが、改善も見込めず後任も決まらない状況で高ストレス下にあり身体症状が出ている。
本部もその認識はあるため、要観察管理職としてリストアップされている。

これほど問題がありながら交代がなされないのは、N市支部所属のエージェントからのフィードバック評価が水準以上で
本部から精神的支柱たりえると目されているからである。
当人には一次情報は開示されず、口頭で何度か説明されているが腑に落ちないのかこの旨を理解していない節がある。

一方料理が得意で朝食・昼食・夕食のまかないを担当しており、これを目当てに残業する職員も存在する。

古書の運搬や風通しなど力のいる仕事を担当しており、逆にそれ以外の仕事は全く手を付けない。
表にいないときは店についている奥の間でゴロゴロしているか、全く進まない書類を睨むかしている。
値付けは前支部長のつけたものから更新しておらず、また買取も適当なため品ぞろえや価格面では三流もいいところの店であるが、
貴重なものもそうでないものも隔てなく丁寧に管理しており、古書の状態だけはよい店となっている。
接客もやる気がないためUGN側の部下でもある伊月に全面的に委任している。

本部の指示を受け、N市を襲撃したFHエージェント及び正体不明のオーヴァードらしき人物をターゲットに行動。
保護対象等のケアは部下に丸投げし戦闘に注力、無事敵対勢力を撃破した。

一連の事件解決後は保護対象であった睦島新太を支部へ迎え入れ、
同じシンドロームのクロスを持つことから能力制御訓練を担当している。
また、対象の身元を引き受けた御巫玲花から自身の睦島新太への依存が進む場合は
対象の所属を支部へ変更するよう申し出があったため、人間の観察が苦手ながらも注意して見守るようにしている。

ロイス:Dr.トラジェディ　推奨感情 P:執着/N:敵愾心
カヴァー/ワークス　指定なし/UGN支部長

キミはUGN、N市の支部長である。君達が守るN市に、新たなるFHエージェントが出現した。それがDr.トラジェディである。彼女は、正義のヒーローと共に姿を現した。無敵のヒーローを従えたDr.トラジェディはN市に被害をもたらそうとしている。
君たちはN市を守らなくてはいけない。

ロイス：テレーズ・ブルム（信頼/不安）
キミはUGNに所属するオーヴァードだ。いまキミはテレーズ評議員とともにあるテーマパークに査定にやってきている。この島の恐竜たちにレネゲイドの技術が利用されている疑いがある。それが事実なら非常に危険なことだ。

ロイス：夏海 朱里　推奨感情：庇護/猜疑心
キミはUGNのN市支部の支部長だ。ある夏の夜、キミの元に連絡が入った。N市の病院に入院する、夏海 朱里という少女がFHに狙われているというのだ。ただならぬ様子を感じたキミは病院へと向かった。しかし、病室はすでにもぬけの殻だった。