容姿・経歴・その他メモ

履歴

常に物悲し気な雰囲気を纏っているUGNチルドレン最長齢の女性。
全身にひび割れに似たタトゥーが刻まれており、本人曰く「私が砕け散った時の名残」とのこと。もちろん冗談と思われるが、そこに込められた理由は彼女しか知らない。あまりに目立つ容姿の為近寄りがたくみられることはあるものの、物腰柔らかで良識的な女性である。

出自は不明だが赤子の頃からUGNで育ったみなしごであり、同時にEXレネゲイドに感染した銃器を扱うべく特別な【調整】を施された実験体。そのため彼女の人生には空白が多い。家族を知らず、友を知らず、狭い世界の中で育っていった。だからこそ、彼女は自分の人生に不満を持たなかった。彼女は世界を愛さず、世界に愛されずに生きていた。
しかし、彼女が育った施設に勤めていたある青年は言った。「それを当たり前にしなくていいんだ」と。もっと生きることを幸福としていいんだと。すぐには分からなかったが、それ以来彼女はその青年と交流を続け、徐々に生きることの楽しさを学んでいった。やがて彼が施設から姿を消したとき深い哀しみを覚えたものの、再び無感動な過去の自分に戻ることはしなかった。そして現在彼女はUGNチルドレンとして戦い続けることを選んだ。
その経験もあり、なにかを「なかったことにする」ことを極端に嫌う。受け取り手のない存在を過去の自分と重ね合わせるからかもしれない。
そして今、彼女は戦いの中で青年の足取りを掴み、ひとりある街を訪れた。その青年──パティフールの生死を知るために。
表の顔はプロのヴィオラ奏者。ヴィオラケースに私物を入れて持ち歩いている。

セッション履歴