容姿・経歴・その他メモ

普段は高校に通う学生であり、それが己の本分であることは自覚がある。

何でも屋として行っていることなんてのは別に必要な事柄でもなく、ましてはアルバイト等と同じにもできない不当なことである事もわかっている。

しかし続けるのだ。どうやったって、もう俺は戻れない。
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何でも屋として個人で動いているオーヴァード。口数も多いとは言えなく、クールと言えば聞こえはいいがそれでも主語がなかったりする。年齢的にも普段は高校生として生活している。今年18になる。

家族関係は父母自分弟の4人だが、両親は共働き+海外赴任ということもあり金は送られていても家には弟と自分しかいないという状況が多い。
そのため家事等も分担して行っている。歳はそこまで離れていないためにあまり年下扱いをすると弟は怒ってくる。

鹹灸は動物が好きであるため、なつかれたりするとつい家まで持って帰ってしまうが弟に「返してきて！」と言われるまでがワンセットであり今まで飼えたことは無い。住んでいるところがペット禁止のアパートなため弟が正しい。
近所の動物病院の人とはこういったこともあって顔見知りであり仲は良い。


弟の友人を殺した。正確に言うと鹹灸はその手で殺してはいない。
ある日弟とその友人が家に来た。どうやら遊んでいたらしいが気づくと喧嘩している様だった。そのため鹹灸が友人に「今日は帰ってほしい」と言い友人には家を出て行ってもらい弟から事情を聞こうと思った。しかしその後友人は事故に遭い死んだ。どうやら事は鹹灸の想像よりも激しかった様で友人も落ち着きなんてなかった。彼は不注意により車に捌けられた様だった。

弟から事情を聴き、友人の家に電話をした時にまだ帰ってきていないということを知り急いで探しに行ったときに事故現場を見た。5mは飛んでいた。あの時鹹灸が「帰ってくれ」と言わなければ、事の激しさをまず知ろうとしていればこうはならなかった。事の先延ばしなど愚策だったのだ。

その後警察やらなんやらと済んだ後、帰っている最中に殺された。正確には殺された様だ。痛みや違和感等もなく自身が死んだということすら気づかない程の手腕によって殺された。そしてオーヴァードとして覚醒した。その時元々色のあった紙から色が抜けて今のようになる。

それから色々と巻き込まれることとなった。まずワーディングが効かなくなったために非日常を見ることが出来た。そこから様々な人に声をかけられたりもしたがどこにも行く気はなかった。弟がいるから。弟はあの事件以降憔悴していたが少しすると自ら活力を出す様に前を向いて行ったが自身のそばにいるせいか巻き込まれることも少なくなかった。

そのため何でも屋を始めた。寄る組織もないため情報は自らで取りに行くしかない。そして普段着で戦っては相手に自分の姿を知られてしまうため、仕事着をしたため活動を開始する。

鹹灸は前述のこともあり即時行動を是とする。口数も多くなく、その姿から大人と見間違われることもあるが彼も立派な未成年であることは忘れてはならない。弟の友人の死は事故と処理され、もちろん鹹灸が責められることなんてない。しかし彼はあれは己でせいであると思っている。その十字架を背負うことでしか、己のあのときの行動を内包することができない。

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