容姿・経歴・その他メモ

髪

鳶色

瞳

深紅

肌

　Ｎ市所属のＵＧＮチルドレン。
　いろいろあって荒んだせいで冷笑的、斜にかまえた態度のチルドレン。ペースを乱されるとすぐ怒る。
　根はきまじめな性格。
　精神的にはいまだ未熟で、過去の出来事をはじめとする心の柔らかい部分について触れられると相手を全力で拒絶する。
　養育されていた研究所において兄と慕った人につけられた名をそのまま名乗っているが、名付け親のことを訊くと威嚇してくる。

　髪の毛にモルフェウスシンドロームの物質変化を使用し、発光する砂を固めた光の剣に変換する。
　不完全な光を砂で覆ってつくりだしたまがい物であるため、光剣は振るうことではなく撃ち出すことでしか殺傷力を発揮せず、エリヤはこれを出来損ないの証として嫌っている。

経歴

　遺産の器となるため育てられた少年少女のうちひとり。
　兄は『器』となることを約束された優秀な個体で、エリヤ自身も物心がついたころから『研究』と称して実験を受け、兄に次ぐ器になるように教育を受け続けていた。
　その目的がなんだったのか、そして何のために自分が育てられたのかをエリヤは詳しく知らないが、ただふたつ知っていることがある。

　自分は欠陥品だ、ということ。
　兄もきっと自分を不要だと言って、だから自分は捨てられる、ということを。

　欠陥品として廃棄処分を受けることとなった日に、心身のバランスを崩したエリヤは力を暴走させた。
　乱反射する光によって、研究所は壊滅した。
　事態を悟ったUGN日本支部によって『ゆいいつの生き残り』として回収された幼いエリヤは、そのままチルドレンとして施設に引き取られることとなる。
　UGNチルドレンとして、戦闘のエキスパートとして育てられる日々は悪いものではなかった。
　ひたすら自分を磨き続ける時間は、自分の劣等感を忘れるための格好の逃げ口でもあったからだ。

　ただ──充たされないものはある。ずっと。埋まることなどない、暗い暗い穴があった。

セッション履歴