早見表

倫理観ゼロ系美食家お嬢様
一人称：わたくし
二人称：あなた、Mr.〇〇、〇〇さんなど丁寧な感じ
器物使いの一体化を今回は"食事"として設定させていただく。
本来、器物使いは一体化したアイテムにより体が変形するが、《美しき罪人》のおかげで見た目は変わらない。質量は保持されるため、体重を聞くのは御法度。
元々は孤児だったがあるキッカケ以降単独で成り上がり、現在はFHに協力するマーセナリーや、裏社会に関わる暗殺者として生計を立てている。
立場としてはどちらかと言うとFH寄りである。
戦闘は不得意な方だが、証拠を残さず食べてしまえるので、暗殺稼業はそれなりに儲かっている。

「美食を追い求めるにはお金が必要なんですの」

容姿

ザ・お嬢様といった風貌のお嬢様
薄桃掛かった長い髪をポニーテールにし、それを縦ロールにしているのが印象的。
普段から淑女として身だしなみにも気を使っている。
イージーエフェクトの《美しき罪人》のおかげで太らない。素晴らしい。
ちなみに《異形の痕》によって[――――――――――――――]
彼女の『全身が咀嚼器官であり、消化器官であること』それを表面に出すことができる
「淑女の秘密をそう簡単に教えないでくださいまし！」

性格

美味しいものであればなんでも好き。嫌いなものはないが、味覚はちゃんとあるので不味いものは進んで食べたりしない。
しかし、出されたものはどんな物でも食べる。
ただ食材の質だけでなく料理に込められた想いや愛情、食事をする際のシチュエーションなど、美食に対して真摯に向き合っている。

それはそれとして、すぐにお腹が空いてしまうので暇があったら何か買って食べている。

「焼き鳥は公園のベンチで食べるに限りますわ〜！」

戦闘はあまり好きではない。
獲物を自らの手で捕らえて戴くことは、むしろ好きな方だが、人間というのは往々にして不味いのだ。
無駄な時間をかけたくない、というストイックさも持ち合わせている。

後述する能力にも関係するが、彼女は味のない無機物にすら"味"を感じ取ることができる。そのため興味が湧いたらお店の看板すら食べてしまうこともあった。

「あの時の看板は年季の入った見た目通り、良く熟成されたワインのような深みがあって、とても美味しかったですわ」

能力

端的に言えば『なんでも食べることができる』能力である。
毒やナマモノは当たり前、無機物すら体に吸収できる。
特筆すべき点は3つ。
・吸収を行う部位は限られていないこと。
・吸収したモノを"使う"ことができること。
・一度に大量のものは吸収しきれないこと。

『吸収を行う部位は限られていないこと』
手のひらやお腹、頭などからでも物体を吸収できる。他者からは沼やスライムといった粘性の高い液体に沈んでいくように見えるだろう。つまりは攻撃を受けても身体に沈めることで無効化できる。

『吸収したモノを"使う"ことができること』
武器であれば鞘から抜くように取り出すことができる。コンピューターなどの精密機械も体内で問題なく稼働し、手を使わず直接操作できる。
また、脳を吸収した場合のみ記憶が読み取れるようになった。対象が生きている状態でも頭を埋めれば可能。
最近は吸収したものに擬態する練習をしている。ようやく一部分の発現や変身に成功したと喜んでいたが、実践では使えない。

『一度に大量のものは吸収しきれないこと』
自動車程度のものであればゆっくりと吸収できるが、それが時速80km/hで走ってきたら話は別である。まあとどのつまり、無敵ではないということだ。

経歴

出産時に母親を含む周囲の人間を喰ってしまい天涯孤独で生きることになってしまった子。本人はそのことに気づいておらず、オーヴァードだから捨てられたと思っている。
エグザイルのオーヴァードであったために生命力が高く、5歳程度まではスラム街で生きていた。
しかしその能力に気づいたとあるFHエージェントが彼女に接触を図る。
そのエージェントは彼女を利用するために手懐けようと美味しい物を与え、彼女はとても満足したが、それがいけなかった。
『莠ｺ髢薙▲縺ｦ鄒主袖縺励＞縺ｮ縺九↑?』
その日、彼女は裏切り者(オーヴァード)の世界に足を踏み入れた。

ちなみにお嬢様である理由は、本人が知識を蓄えていく中で、好ましいと思った姿だからである。

経験

彼女の1番古い記憶は、酷い空腹で夜中に目を覚ました時である。
チュウチュウとネズミの鳴き声が聞こえたので、布団代わりにしていたボロボロのダンボールを退かし、体を起こす。
ここは死の臭いが充満する路地裏。そこが彼女の家であった。
その日は幸運なことにネズミ捕りにネズミがかかっていた。ジタバタと必死に暴れて逃げ出そうとしている。
彼女はそんなネズミに手を伸ばす。
その行為に意味などなかった。ただ生きるのに必要なだけ。感情はない。
――――ゴクリ。
味などというものは、気にするだけ不快で無駄なものであった。

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