長い白髪に青い瞳。顔だちが整っていることから、昔は綺麗だっただろうなと想像がつくが、性格が表情からにじみ出ているため、喧しい印象を受ける。

声がデカく喧しい。人の神経を逆なでするような鬱陶しい言動をよく取る。プライドは高いし、割と根に持つタイプ。

音楽の名家に生まれ、幼少期から音楽に囲まれて生活していた。特にずば抜けた歌の才能を持っていた為、そこを重点的に指導してもらっていた。本人もそれを疎ましいと思ったことがないほどの音楽馬鹿であり、歌だけでなく、様々な音楽に触れて過ごす。
成人するころには、世界的に有名な歌手として活躍しており、本人も自分に絶対の自信を持っていた。
そのまま数十年経ち、両親が他界し、自身も年を取った。それでも音楽は続けており、何度か年による声変わりも経験したが、そのたびに歌い方と表現方法を変え、歌い続けていた。
そんなある日、公演中にFHによるテロ行為を受ける。毒ガスが散布され、阿鼻叫喚の地獄絵図と化した劇場内で、若手の歌手や指揮者を逃がすために逃げ遅れた。
朦朧とする意識の中、それでも死ななかったのはオーヴァードとしての才能があり、驚異的な再生能力を持っていた所為だと救出された後に、医者から聞かされた。そう、生き延びたのだ。
しかし、医者からは毒により喉が焼けてしまい、もう以前のように歌うことは無理だと告げられる。
その瞬間に、FHに激しい怒りを覚え、その時にオーヴァードに正式に覚醒した。音楽としての才能はシンドロームにも表れたのだろう。
その後、UGNからスカウトを受け、日本支部に所属することになった。
あんなことがあっても音楽を手放すことなど当然できず、指揮者として活動も始めた。

FHを許せるわけがないが、その程度でくすぶるような才能でもない。

音楽の才能を持ってあいつらをぶっ殺してやる。

あ、でも、人を物理的に傷つける音楽は解釈違いだからみんな任せたヨ！そのためならば、特別公演だって開いてあげるとも！

まず、吹奏楽部を乗っ取ります。
楽器を新調します。
ゲストをガンガン呼びます。
ウン万円はするレベルのレッスンをします。
叩き込みます。
叩き込みます。
叩き込みます。
これで日本一の吹奏楽部にします。
完成です。

リビルド記録表

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