曰く、その街にはどんな依頼でも解決してくれる探偵がいるらしい

｢鳴上荘子、別に特別なもんは持ち合わせちゃいないただの探偵さ｣
｢依頼人ってのは大体訳アリだ、なにせ誰かを頼らなければいけないほど、その人にとっちゃ切羽詰まった状況なんだからな。だが常にお人好し精神のままでいちゃ足元を掬われることがある、例えば行方不明者の捜索とかは…とんでもない案件への片道切符にもなる｣
｢…探偵として、俺が特に大事にしていることが五つある。
一つ、依頼人に怪我をさせない。
一つ、事件や依頼には最後まで食らいつけ。
一つ、例え友や依頼人が罪を犯した可能性があっても最後まで信じ抜け。
一つ、罪を犯した人間には真っ直ぐ向き合い更生を促せ、だが誰かの心を踏み躙るような腐りきった奴に情けは要らねえ。
一つ……力を使う時は、命のやり取りをする覚悟を決めた時だけと決めろ。
俺はもう腹を括ってるぜ……さぁ、お前の罪を償え｣

容姿

長く伸びた少しぼさっとした黒髪、鋭い目つき、橙色の目

プロフィール

概要

　とある町に拠点を構える探偵…なのだが、無愛想故に初見の相手には少し警戒されがち。しかしながらヤクザの類でもなければ依頼人に対しては真摯に対応し、依頼そのものもきっちりこなすなどしっかりしている。彼女曰く頼られている以上はそれ相応の働きをしなければならないとのことで、かつては時折己の身を鑑みない危険な行動に走ることもあったが、危険だとわかっていて彼女に協力して現場までついてくる協力者が数名おり、如何なる難事件も彼らとの連携で突破していた。

　詳細は省くがある依頼に単独で関わった際に死亡しオーヴァードへと覚醒、協力者をこれ以上巻き込むわけにもいかないためそのまま死んだことにして行方をくらまし、それ以降は監視者(ウォッチャー)を名乗って探偵業を続けている。
　腕っぷしは元々強かったがそれは人間という範疇での話、オーヴァードからすれば力自体は弱い方でありいまいち火力に難がある、しかし長い間探偵として活動し続けていた影響で強靭な精神力を有しており、底なしのド根性で足りないフィジカルを補っている。
　ただしオーヴァードとしての力はあまり使いたくはないようで、性根の腐っているジャームやオーヴァード以外には極力素の状態で相手をするが、まだ更生の余地がある相手には全力で向き合い、ぶん殴っておとなしくさせたところで罪を償うよう諭している。
　戦闘スタイルは骨の剣を用いた白兵戦だが、外見は本来の手足から変えず単純に骨の強度を高めて打撃力を強めている。

記録:ある冬の日の依頼

　それは肌寒い冬の日のことだった、ある少女を救出してほしいという依頼をされた彼女は、調査を進めていくうちに少女が未知の力を操るFHという超人(オーヴァード)組織による計画の重要な"パーツ"であること、計画によって甚大な被害が出ることを知り単身それを妨害すべく動き出す。
　その後は依頼人への中間報告を行った際に渡された道具(本人は知る由もないが対ワーディングマスク)を手に少女が監禁されている施設へと潜入、バレずにどうにか少女のところへと辿り着き救出することには成功するも、あと一歩のところでエフェクト

セッション履歴