容姿・経歴・その他メモ

コードネーム等はまだ呼ばれない前提。
どこかの組織と関わるようになってから、そう呼ばれると良いなというヤツ。
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この街は歪だ。
親を選べなかったがゆえに、自分は搾取されるだけの存在になった。

『ゲーム』で苦しめられる人は何度も見ぬふりをしてきた。

裏の仕事を一緒にこなした奴がいた。
広場で磔にされて、手と足が動かなくなるまで『的』になっていた。

俺から食料を奪っていった奴がいた。
野生生物と殺し合いをさせられ、食われて居なくなった。

そしてそれが、自分の両親の番になっただけだった。
二人で殺し合いをさせられ、生き残った父親も当然のように殺された。


この街は狂っている。


関わった理由は何だったか。
俺と共に生き、共に過ごしてきた幼馴染がいた。

そいつの痕跡は、ある日忽然と消え失せた。

今までにない経験だった。
皆、俺の目の前で死んでいったけれど、何かは俺の下に残った。
だから、アイツが死んだことは、今でも納得できていない。


それから少しして、俺の番が来た。
ゆっくり、ゆっくりと俺は甚振られ――――気が付いた時には、目の前に広がっていたのは血の海だった。

そいつらは全員死んでいて、全員が怯えた表情をしていた。


この街は間違っている。


だから、俺は。
この街のシステムを破壊しつくしてやろうと決めたんだ。


そうすればきっと。
アイツだって、どこかで見つかるはずだ。

履歴

君は放置地区(スラム街)で生まれた子だ。
とうに市民権を失いスラムで暮らしていた両親が、それでもと愛を確かめ、苦境の末に生まれた子である。

故に、生まれた時から虐げられる側だ。君の知る世界に衣食住は保証されていない。
廃墟や裏路地に潜み暮らすしかないし、食べ物もない。

よって幼少期から現在まで、君が生きる術は街での盗みか、暴力で同じスラム街の人間から強奪するか、裏の仕事（ヤクの売人とかヤクザ的なやつ）くらいなものだ。

更に君は不幸な目に遭った。
両親が街の奴らに目をつけられ、彼らのゲームで見世物にされ殺されたのだ。
だが君にできることはない。下手に反撃すれば街の警備兵やドローンに殺されてしまうため、ただ現実を呑み込んで逃げるしかなかった。


そうして一人になった君も、まだ残されていたものがあった。生まれた時から助け合って暮らしていた、幼馴染である。

もっとも、その幼馴染も同じように市民に殺されたor行方不明となった。理由は両親と同じでもいいし、盗みに入って帰ってこなかったなどでも良い。両親が死ぬより後の方っぽいイメージ。

君の全ては市民に奪われたのだ。生まれた時から君の全ては搾取され続けていた。
そんな君が彼らにどんな感情を抱くかは定かではないが、少なくとも好意的な感情ではないだろう。

そんな折、君はオーヴァードという力を手に入れる。経緯は自由だが、先に力を手に入れていた場合は幼馴染なども救出できてしまうのでその後になる。
この力があれば――。

ここから君の物語は始まる。

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