容姿・経歴・その他メモ

「初めまして。御機嫌如何ですか、《リグ・ヒンサー》の皆さん？
自分は“七花胡(ベルヴェデーレ)”、つい先日このセルの第十師団を任されることと相成りました。
ははは！　気に入らぬという表情。ええ、分かっておりますとも。
何処の馬の骨とも知れぬ野郎に指揮権など預けられるかと、そういうことですよね。
ご心配なく。自分がどういう人間か、このあとすぐ、いやでも理解していただくことになりますので……♡」

「“欲望が分からない奴と一緒に仕事なんかできない”？　ふうん、そうですか。
知ろうと知るまいと貴方の欲望には関係ないでしょうに、聞いたら引き摺られちゃいますよ？
……ま、自分がそれを気遣うのも筋違いかと思いますので、勝手に喋っちゃいますが」

「自分、庭を造りたいんです。自分の好きな花と樹で埋め尽くした、自分のためだけの庭です。素敵でしょう？
……おや。馬鹿にしないのですね。荒くれ者揃いの同業にこれを言うと、大抵揃って呆れてくるものですが。
ふふふ。そうですか。貴方は自分の欲望を蔑んだりはしないと……好感が持てます。
貴方の欲望なんてどうでもいいと思っていたんですが……気が変わりました」

「どうか自分にも、貴方の望みを教えてはくださいませんか？
もしかしたら私と貴方、手と手を取って、協力しあうことだって……できるかもしれないでしょう？
っふふ。どうぞ引き摺ってくださいと、言っているのですよ」

「ねえ、貴方……♡」

“七花胡(ベルヴェデーレ)”

　イタリアFHセル《リグ・ヒンサー》の客将。
　刷いた微笑みと瞳を覆うカラーサングラスで真意を隠し、丁寧な物腰と柔らかな敬語を薄膜のように纏う、二十代前半ほどの男。
　本名不詳。コードネームをそのまま通称名として用いているが、どうしてもそれ以外の名称を求められた時は「胡(フー)」と名乗るようにしている。

　元は中国FHセル《八仙過海(パーシェンコーハイ)》に所属していた。
　黒社会と癒着し着々と勢力を拡大していたものの、七年前にUGNによって討伐されセルは瓦解。
　彼はUGNの追撃を逃れるため出奔、アジア諸国を転々としたのち、《リグ・ヒンサー》からの招聘を受けてイタリアに至った。
　現在は同セルの客将として一部隊を受け持ち、対他セルとの作戦行動の立案・指揮を行っている。
　アジア圏、特に日本に潜伏していた期間が長いにも関わらず、イタリア語はじめとした諸外国語をそつなく流暢に扱う。



　“暴力賛歌”を掲げるセルに籍を置いているが、本人が直接暴力を振るうことはない。そのシンドローム構成を生かし、セルでは専ら部隊指揮を担う。
　「荒事向きではない」という自己評価は、彼の立案する効率と徹底を重視した容赦のない作戦内容とは一見相反して見えるが、本人的には其処に矛盾はないらしい。
　有り余る力と欲望に浮かされることなく、盤上の駒の数と質を冷静に鑑みた采配は、マフィア崩れにはない訓練された軍人の合理性を思わせる。
　本人曰く、「高らかに謳うにも指揮者くらいは素面でないと、賛歌にはならないでしょう？」らしい。

　自身の欲望を「庭造り」と称する。
　自分の好きな植物を集めた安寧の地を造り、自分の好きなように花を育てて暮らすのが将来の目標。
　セルに属し活動している一切の事柄は、そのための資金集めでありパイプ造りに過ぎないと断ずる。
　暴力装置を束ね運用する所業の血腥さからは、全く考えもつかないような慎ましく穏やかな望み。それを、特に恥じることも怖じることもなく切々と胸に抱いている。
　
　
　
　ソラリス／ノイマン／オルクスのトライブリード。優れた効果を持つ薬剤を調合し、領域内に散布する典型的な支援型スタイル。
　三種のうち特にソラリスの能力に秀でており、薬から毒まで、有害から無害まで、即効から遅延まで、さまざまな効能を持つ薬剤を調合することができる。
　またその効率化を図るため、変若水と死水の伝説をモチーフとした“アカリヤザガマの天秤”という持ち運び用の試験管と試験管立てを常用している。
　分類上は“レインボウファイアル”と呼ばれるソラリス用ユニークアイテムであり、日本潜伏中に入手したものらしい。
　
　Dロイスは《古代種(エンシェントレネゲイド)》。その不老性を、彼は変和水を被り不死となった蛇によく例える。
　“昼顔の君”が世界中に拡散させた古代種因子を含むEXレネゲイド、不朽の“花”への接触を契機に覚醒した。それが十代前半頃のこと。
　一方で古代種の特質を開花させたのは時期が遅く、二十代に入ってから。彼の師である古代種が行使した蘇生エフェクトによる影響。
　「不老」の特質も、彼にかかれば手段の一つでしかない。


　黒髪に、少し長めの後ろ髪のインナーカラーを深く鮮やかな洋紅色にしている。両耳には金色のピアス。
　蛇のような金色の瞳を、グラデーションのかかったカラーサングラスで隠している。笑うと鮫のように鋭利な歯が垣間見える。
　脚が長く、すらりとした長身痩躯。細身で、黙っていれば細面ではあるが、胡散臭い笑みが全てを台無しにしている類の美形。
　馬掛に似た上衣には蛇の刺繍が施されており、袖口を絞ってカフスボタンで留めている。手袋は黒レース。
　白いファー付きの上着に袖を通さず羽織っている。足元はよく磨かれた黒の革靴。

イメージ

イメソン
「Dance in the Apocalypse」（Eden／あんさんぶるスターズ！）
→　https://www.youtube.com/watch?v=Byvauh-xmxI
「Poison Strategy」（七種茨／あんさんぶるスターズ！）
→　https://www.youtube.com/watch?v=3Smj1OQRzrg
「Ruler's truth」（Adam／あんさんぶるスターズ！）
→　https://www.youtube.com/watch?v=Fc-8UqMlqKg

CV：逢坂良太
チャットパレットカラー：洋紅色（#DC143C）

方針

対他PC

・本所属はUGNであり、FHとは対立関係にありますが、今回PC／PL共に積極的対立の意志はありません。
・荒事回避、対立回避。利害が一致した人間とは協力可能と見做し、積極的に友好策をとっていきます。
　元々PCの思考回路自体がFH寄りなので大丈夫だと思いますが、無理そうでもPLががんばって協力可能と見做させます。努力を信じて欲しい。

・PvPシナリオではないとのことなので上記が基本軸ですが、遺産の最終的着地点についてPC内で意見が分かれた場合は……蓋を開けてみないと分かりません！！

ミドル

・社会4＆ミーミルの覚書で目標値高めの情報に挑戦しつつ、いざとなったら後出し《夢の雫》で無理矢理成功させます。
・交渉と調達もそれなりにあるので、積極的に情報収集に勤しみます。
・せっかくのヤカラルックなのでマフィアみたいなことする機会があればめっちゃしたいです

戦闘

・純支援屋なので殴りはみんなに任せます。
・ソラリスユニークアイテム“レインボウファイアル”のおかげで燃費問題が比較的軽減されています。
・メインプロセス：ダイス＆C値＆達成値＆攻撃力の全盛りバフを撒いてお仕事終了。
・オートアクション：《夢の雫》で適宜後出し達成値加算します。
・イニシアチブ：古代種エフェクト《コンダクト》で、ラウンド中未行動のPCに割り込み行動をさせます。お前が加速する刻になるんだよ。

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