容姿・経歴・その他メモ

No.4VE 先祖帰り(ロストブラッド)
●解説
　あなたの家系にはかつて人でないものも混じっていた。それは妖怪や妖精、或いは神かもしれないし悪魔や天使といった存在かもしれない。そんな存在の血筋が一層濃くあなたには発現し、力をもたらす事となるだろう。人の側面と異形の側面。血統は呪いでありながらも、確かに力をもたらす福音でもあるのだ。それをどう使うか、結局の所は当人次第であり、当人が選んだ選択には、当然責任がのしかかる。それこそ人の世なのだから。

●効果　
　このDロイスは「ステージ：ヴォイドエンカウンター」でのみ使用可能である。
　あなたは生まれつきもしくはオーヴァードの覚醒時から、妖怪や神性などの神秘とも言えるような存在の血を引いている。故にその力を纏い、異形としての体躯を発現させる事が出来る。

　あなたはこのDロイスの取得時、《アバターフォーム》を3レベルで取得する。これには経験点を必要とせず、通常のルールにしたがって成長させる事が出来ます。そしてこのDロイスで取得したエフェクトはセットアッププロセスのエフェクトとして使用する事が可能となります。同時にDロイスで取得した《アバターフォーム》の侵蝕率は2点増加します。
　あなたはこのDロイスを取得すると「シンドローム：アザトース」を使用してもよい。

　そして、このDロイスの取得してる際の使用する《アバターフォーム》に下記の効果を加えます。

・《アバターフォーム》を使用すると、防具を装備出来なくなりますが、装甲値を10点獲得し、自身が行う判定のダイスを3個増加させます。

履歴

───16年前。双子として産まれ、RBとしての力を握ったのは姉の方であり、自分は只人のオーヴァードにしか過ぎなかった少年。

　彼は本来なら半人半魔。RBとしての血を継いだ人間になるはずであったが…現実は違った。オーヴァードではあるものの、有した力は姉とは程遠く寧ろ変質した力は、"何か"と接続し歪み続けていたのだ。ジャームにはならずとも歪んだ彼にとっての欲望は母親への偏愛のそれであり、生まれつき実の母を己の女にしたい。そんな欲望が渦巻いていたのだ。

　故に彼の顔立ちは端正に生まれた。姉とは違い角も羽もなく、只人としての姿しか有していない。それでも確実に実の息子だと断言するのはその愛情だと睦月は嘯いている。

　「"こんなにも、愛が尽きない女性が母親でない訳がない…！"」そう支離滅裂な理論を振りかざす彼は狂いながらも偏に女性を愛す男であり、同時に遺産へと魅入られた愚か者の一人なのだ。

　そんな睦月がUGNになど行けるはずもなく、姉と同様に母を守る為に殺しを続けるFHのイリーガルとしての活動を続けている。悍ましいインキュバスとしての見た目を覆い隠し、"母の息子である"。それだけを縁としながら必死に彼は走り続けるのだ。

　姉である神無は所謂ライバル関係である。表面上は対立しない様に振る舞い、顔立ちにした甘いマスクで女性を虜にする男であるが、姉に溺れる母を見て睦月は嫌悪しつつもその美しさに溺れている。結局の所、倒錯した関係に終わりも切っ掛けもなく、ただ堕ちていくだけの事なのだ。

　時折、睦月は母の昂りと共に媚肉を貪る。己の存在価値を高める為に。肉欲へと堕ち続けていくのだ。

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