容姿・経歴・その他メモ

履歴

生誕を迎え、目に映るモノを曲げた。
不自然な力の奔流で

それを見た両親は自分たちと同じ可能性を有してしまったことを理解した。
幼少期から力を使わないよう言われた彼は、その言いつけを守っていた。
その力が、本能的に「親を殺してしまうもの」と悟っていたからだ。
ただ、両親たちは能力の有効活用を考えていた。
　　　【ＵＧＮチルドレン】
その場所へ自分たちの子供の詳細を送った。
親と、ＵＧＮ職員と、その両方から力の手ほどきを受け、扱えるようになっていた。
うごめく無形の影
持ちうるものを打ち出す魔弾の射手
母親は彼の力を生かせるよう、一家相伝として受け継がれていた造物の花束を継承させた。
継承は容易く果たされた。
花束は彼の持ちうる影を感じ、興味を示したのだ。
いつしかこのものが力尽きた時、影を取り込むために。

表と裏、その両面での活動に日々を忙しく感じる彼の癒し
幼き頃から顔なじみとして過ごしていた雨羽　心香の存在。
彼女のやさしさはＵＧＮのしごきを癒してくれた。

失敗があった時は、神社に立ちより、100の贄と共に祈りをささげる。
【絶望のない、力でありますように】
造物の花束との継承を約束し、踏み進む毎日であった。
彼は優しい。生にしがみつく本能を抑えて日々を過ごす。
盾になり、当たり前を守る。
それが彼のささやかな願いでもあった。
あの日までは



チルドレンとしての身が馴染んできたころ
支部に立ち寄り、上層部への挨拶と言う名の【品定め】を行うことになった。
様々な文献、人像、武具が並ぶ中、一つが目に留まる。
名称【ゾディアックウェポン】
「あぁ、気になる？それは有力者に持たされる武器さ。現在我々が保有しているのは12。他の発見ｇ･･････」

なぜだろう
呼ばれている気がする
影が　一振りの武器が
内にある花束が
全てが共振した
【生命の為に　力を奪え】


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ーーーーーーーーーーー塵ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーかーーーーー君ーーーーーハーーーーー周ーーーーーーーーーー
ーーーーーげーーーーーナーーーーー声ーーーーーーーーーーーーー
ーーをーーーーーはーーーーー恐ーーーーー音ーーーーーーーーーー
ーーーーー力ーーーーー恐ーーーーーぇーーーーー絶ーーーーーーー
ーーヲーーーーーてーーーーー怖ーーーーー望ーーーーーーーーーー
ーーーーー主ーーーーーいーーーーーヲーーーーー渇ーーーーーーー
ーー孤ーーーーーよーーーーー払ーーーーー伝ーーーーー色ーーーー
ーーーーー独ーーーーー拭ーーーーーにーーーーー染ーーーーー混ー
ーー吐ーーーーーシーーーーーわーーーーー星ーーーーーシーーーー
ーーーーー口ーーーーー刃ーーーーーずーーーーー堕ーーーーーてー
ーーーーーーーーをーーーーーやーーーーー思ーーーーーしーーーー
ーーーーーーーーーーー閉ーーーーーダーーーーー鎖ーーーーー穢ー
ーーーーーーーーーーーーーーじーーーーー心ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーデーーーーーローーーーーーーーーーーーー
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「あ、あれ･･････？」
今、どこにいるんあ？
頭が痛い
腕が歪んでる
足が黒ずんでいる
『･･････起きたかしら？』
一人の女性が覗き込んで来る。
「あ、あなたは･･････」
UGNに関与している人なら、名くらいは知っていてもいい存在
レネゲイド研究班【アールラボ】の研究員の一人
『さっきの暴走、私からコネで殺処分は止めてあげた』
それが許される財力、情報、力の持ち主
『･･････あの暴走は、コレが原因かしら？』
目の前に置かれたのは、記憶が落ちる前に見たあの武器
【ゾディアックウェポン】そのものである。
「あ、はい･･･」
うなずく。いや、拒否権はないのだろう。
彼女の力なら、暴走してしまうほどコントロールの甘い俺はすぐねじ伏せられる。
チルドレンとは元々、よく思われている節はない。
『よかったらコレ、あげよっか？』
さも当然かのように提案される。
『もちろん交換条件よ。あなたが実験体になること。最近ゼノスのせい･･････おかげでウロボロスの研究材料が減っちゃってるの。問題を起こしたチルドレンの管轄をするって名目なら、不思議じゃないわよね？』
「ま、まぁ･･････」
『それにあなた、遺産も持ってるみたいだしね？』
心なしか、彼女の気分が高ぶっているようだ。
研究に関しては変人とまで言われてるのは知っているけど、ここまでとは。
「･･･死なない程度でソレがもらえるなら」

斯くして、条件の成立の元、ゾディアックウェポンを獲得した。

様々な忠告や、対処法などを叩き込まれた後にようやく帰宅が許され、家に戻ろうとすると
玄関前に雨羽　心香がいた。
どうやら両親がＵＧＮの呼びつけを食らったらしい（心香には伏せてある）

［で、しばらく面倒を見てほしいって］
「･･･ありがとよ」
俺は疲れ切っていたため、布団にもぐる。
少しして、彼女が部屋に入ってきた。
［なにか、あったの？］
「･･･ミスっただけ」
［ただミスしただけじゃ、そういう風にはならない］
心香にしては珍しく、少し強めな声。
［･･････私が何かできるわけじゃないのはわかってる。でも、何かしたい］
そういい、手を重ねてくれる。
何もできないのだ。彼女には。
こちらの世界に、触れてはならない。
でも、放置も出来ないから･･･
「ちょっと、マジック見せよっか」
一本の花を摘み、力を使う。
もちろん、暴走なんてした後だ
バレたら厳罰なんかじゃすまされない。
それでも、彼女の平穏を保つために
花を飛ばした
［っ！？］
それは傷つくことも、彼女を傷つけることもなく、髪飾りへとなった。
「驚いた？ちょっと喜ばせたくて、隠してたんだけどね」
［･･････えへへ、ありがと］
彼女の笑顔が咲いた時、花束が、水瓶が、また何かを花咲かせたことを
今の彼は知らない。

※スターアリズンが開花したため、この後死ぬほど研究素材にされた。


所有するゾディアックウェポン
12星座の表すものは･･････水瓶座
平穏と自由の為、彼は動く。
調和を求め、自分の力へとするため

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