容姿・経歴・その他メモ

履歴

UGN・Y市支部長。

キミはUGN・Y市支部長だ。
先日、Y市内にあるテンペスト(上級P129)の基地がFHに襲撃され、周辺地域にも被害が出る事件があった。この事件についてテンペストは情報を出し渋り、ただ一つ共有されたのは、襲撃者の首魁が“レールロード”と呼ばれるFHエージェントであると推測されるというだけ。
なぜテンペストの基地が襲撃されたのか、なぜ情報共有を渋るのかは分からない状態だ。
ともかく、テンペストの基地だけでなく、周辺地域にまで被害が出た以上、UGNが動かないわけにはいかないだろう。基地を襲撃したFHの本拠地を探し出し、討伐しなければ。

寛治は退屈していた。
劣悪な環境で生まれ育った。
何度も男に騙され、そのたびに違う男に貢ぐ母。
暇つぶしに暴力を振るってくる、母の彼氏。

そんな中で、育ったにもかかわらず、寛治は天才だった。
だから、愚かな実母と話が噛み合わなかった。
なぜこんなに馬鹿げた状況が続くのか、幼い寛治には理解できなかった。

高校進学前に、寛治は家を出た。
夜の街で殴られながら知恵をつけた。
大人になる頃、寛治は退屈の果てに、絶望していた。
白痴のフリをする方が楽だと気がつき、安酒に溺れ、現実逃避を繰り返す日々の中、ある日、何かが自分に囁いた。
それが、覚醒の日だった。

UGNに確保されてからの人生は、楽しかった。
自分の知恵を駆使して強敵と戦うのも。
誰かの平和のために人知れず戦うのも。

楽しかった。

支部長になってからの人生は正直ぼちぼちで、やることが増えたな、めんどくさいな。
でも俺がやっとくか、ぐらいのテンション。

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