容姿・経歴・その他メモ

あめあめふれふれかみさまが。
じゃのめでおむかえうれしいな。

「ぴちぴち ちゃぷちゃぷ らんらんらん」

神様が来られる時は、雨が降るらしい。じゃあ、今見ている彼女は、神様だったのか。……それは俺が最期に見た景色だった。
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【過去】
海外の研究所にて生まれる。生まれた時から、オルクスのシンドロームの片鱗を見せていたが、能力が弱かったために「失敗作」の烙印を押される。たが、研究員の内の一人、天宮城博士は彼女に可能性を感じ、以降彼女の面倒は天宮城博士が見ることになる。

天宮城博士は、彼女に識別名として、シイラという名前を付ける。これは彼の好きな魚の一種らしい。彼女は自身の面倒を見て、名前を付けてくれた天宮城博士を親と思い、その後、彼のお父さんと呼び、「天宮城詩良」と名乗るようになった。

詩良は身体、頭脳の成長が異常に早く、3歳頃にはもう、小学生程度の背丈と言語能力を持っていた点。彼女の意志と関わらず、辺りに雨が降るようなことがあった点から、レネゲイドに関する知識とコントロール方法を学ぶために、UGN日本支部に送られる。


送られてから1年後、レネゲイド実験中の事故で研究所が全壊、生存者なし、との報道がされる。また報道内で事故の原因は研究の指揮をとっていた天宮城博士のミスであると大々的に報道され、肝心の事件については詳細を欠くような報道であった。

おそらくレネゲイドの存在を公にしてはいけない、と権力のようなものが働いたとは理解してはいたものの、詩良もかなりのショックを受ける。


その後は、UGNチルドレンとして訓練や任務をこなしていた。が2年前、関東西部の研究所をジャームが襲撃する事件が何件も発生、対策メンバーの一人として選ばれる。対策チームの中には彼女と共に訓練を受けていたチルドレンも多く配属されていた。

さらに、対策チームの中には、何の縁か天宮城博士の娘がいた。コンタクトを取ろうとしたものの、切羽詰まった様子から話しかけることは出来なかった。


その後事件は詩良がジャームの討伐に成功したことによって解決となるが、チームは壊滅状態に陥り、一緒に過ごしていたチルドレンの殆どが重症及び死亡した。

その後、天宮城博士の娘から、ジャームが天宮城博士であったことを知る。決して頭の悪くない彼女は、自身の育ての親とも言える人間を自身で殺し、彼女の親を目の前で殺したことに気付いてしまった。

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【現在/設定】
「天宮城詩良なの。よろしくです。」
「私、お野菜は嫌いなの。でも好きだったから食べてるの。」

天宮城詩良、15歳。
過去の経験から、自身が未だに生きている理由を、神様に選ばれてしまったから、という理由だと思い込んでいる。(その思い込みによって精神を守っている。)

神様が自分を選んだのだから、自分はそれに答えなくてはいけない、という使命感を抱えている。(あるいは自分が神に認められればいなくなってしまった人達が戻ってくるかもしれないという淡い幻想を抱いているのかもしれない。)

強いショックのせいか、なんとなく浮き雲のような雰囲気をまとって、ぼーっとしていることが多い。虚空を見つめていることもしばしばある。

無意識に猫の道を使ってめちゃくちゃ迷っていることがある。気付いたら三つ隣の県にいた、なんて事も。

アニマルテイマーは取得していない、がレネゲイドが活性化すればするほど、動物を意のままに操れるようになる。(あるいは動物達が勝手に彼女を守っている。)
彼女曰く、因子を動物に埋め込んだことはないらしい。
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【小ネタ】
コードネームは神社などで参拝する前に降る雨の俗称、禊雨と童謡のとおりゃんせ、から。
名前の詩良は、シイラという魚から。英語でDolphin fishとも呼ばれる魚。

『あめあめふれふれ』
歌を口遊むと、彼女を中心とした領域内に雨が降ってくる。そしていくつかの雨粒が集まって、敵対者全てに針のように突き刺さる。

『でんでらりゅうば』
彼女が二回拍手を鳴らすと、領域が狭まり、その中にとんでもない雨が一斉に降ってくる。局所的ゲリラ豪雨。

『かごめかごめ』
どこからともなく動物さん達がやってきて、領域内の敵対者達をこれでもかとボコボコにする。

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