3行メモ
・某国の元軍人。現在は日本のバンダイシティを隠れ蓑として活動しているPMC・戦争兵器開発等に携わる軍事企業群のグループ『ラグナロクグループ』、その万代市支社の兵器開発部門に所属する職員。とは言え、兵器開発のノウハウはあまりなく、営業成績も芳しくはない(そもそも営業をする気があまりない)。マネーゲームでの実績は評価されており、ラグナロク社製試作兵装の試験からバンダイシティの各勢力に対する対応を行なう主力戦闘員に冠されるコードネーム”エイン”の12番目のナンバーを与えられている。
・享楽主義者で様々なことに対して興味を抱きそして飽きる性質。それを自覚しており、あまり情報を取り込まない為に常に目を瞑って活動している。大概のことはやろうと思えば凡人以上に熟すことができるが、気分屋かつ爪が甘いことから、自他共に認める『そこまで優秀ではない見倣わない方が良いアラフィフ』。
・戦争や紛争といった戦場を経験してきたことから、平常時と非常時でのスイッチの切り替えが常人よりも速い。状況・環境適応能力が異常に高く、この能力からディールを有利に進めることができる。武器へのこだわりがなくどんな得物でも十全に扱うことができることから、試作武器のテスターとしても重宝されている。
その他
・宝石付きの指輪を嵌めているが、クラウンジュエルではない。数度の結婚経験があるが、嵌めている指輪はそのうちの一人の男から婚約の際に送られたもの。
・軍人時代の役職は情報工作員。しかし、部隊が人手不足という理由で戦場に送り込まれたり、潜入工作中に戦闘が発生したり、都度戦闘を行う機会があったことから最低限の戦闘能力を持っている。
・軍事企業に所属し、バンダイシティ・表の世界の治安を少なくとも悪化させている側の人間であるが、ホワイトナイトに加入していたり、情報交換・オンラインギャンブルの場を提供するコーヒーショップを営業したりしている。単純に汚れ仕事とプライベートを分けているだけで、特に他意はない。
・基本的にフォーマルな恰好をしているが、自分は顔が良いからスーツを着れば女子にモテるから、という下心しかない理由である。
ラグナロクグループ
世界規模のグループ企業。主となる商材は軍事関係であり、個人用の武器から軍隊単位の兵器まで幅広く開発・売買している。ラグナロクグループは利益と技術力の向上に余念なく、武器売買による紛争の泥沼化を引き起こした、危険地帯の火種に点火し試作兵装のテストを行った等の逸話から、武器商人たちから『兵器ではなく戦争を売っている』と称されることがある。
とりわけレネゲイドウイルスの世界への拡散以降は、レネゲイドウイルス、ひいてはオーヴァードの軍事転用を目論み、密かに研究開発を行っている。
日本支社の活動は元々はごく小規模で、UGNに目を付けられない範疇で、ストレンジャーズや特調、ティンダロスなどの対オーヴァード組織への兵器提供、FHと結託した兵器開発といったものだった。しかし、バンダイシティが発見されその異質な環境を利用することを思い立った彼らは、万代市支部を設立、バンダイシティに支社や研究機関、工場を立ち上げ、現在ではマネーゲーム用の武器制作、ホワイトナイトのようなディール代行サービス、表の世界に輩出させる為のレネゲイドの研究・兵装への転化など、手広く行っている。巨大ロボットを使用したマネーゲームの企画、マネーゲーム用AIの開発を行っているなど、眉唾物の噂も囁かれている。
エイン
ラグナロクグループの中でも特に戦闘能力に秀でた職員が配属される戦闘部隊。支部ごとに数人~十数人単位で構成され、番号付けで区別されている。能力順、年功序列など各支部で番号付けの定義は異なるが、一人一人の戦闘能力は熟練の軍人に引けを取らないレベルである。
万代市支部のエインの殆どはバンダイシティ由来のオーヴァードで、他支部とは異なり単独行動が多く、それぞれに与えられた役割も戦闘員以外のものが存在している(兵器のテスター、資金調達、危険因子の執行、他組織との交渉など)。横の繋がりも薄く、構成人数どころか、エイン同士でもエインであることを認知していない者さえいる。
元ネタは北欧神話のエインヘリアルから。後はAC6のヴェスパーやガンズサイン。