「私たち、ずーっとふたりぼっちだね」

　古代種(エンシェントレネゲイド)の双子の片割れです。1455年に産まれ、12年後の応仁の乱で住んでいた町から逃げ出し…その後、足軽に略奪された挙句、殺害され双生の姉と共に一度死亡しました。殺害されたと同時に、古代のレネゲイドウイルスに感染。双子揃ってオーヴァードとして生き返りました。

　しかし、生き返ったからとはいえ幸せになれるという事はなく、その後待ち受けていたのは永い孤独でした。姉が居るとはいえ、寂しいのには変わりなく…何度か、寂しさを埋めようと友達を作ってみた事もありましたが、異質な存在である柚月から離れていくか…或いは、受け入れてくれたとしても老いて先に居なくなってしまうか…その二択でした。その繰り返しに柚月は人と深く交流する事を諦めてしまい、姉以外の人間とは必要以上に馴れ合おうとはしません。

……が、自分から馴れ合おうとしないだけで懐きやすいです。甘やかすと、どうしようかと迷った後に甘えてくれます。懐きやすいです。