中世ヨーロッパにて生誕。貴族の生まれ。
生まれた時は確かに人間だったことを覚えているが、いつからかこの体になっていた。
なにがあったのか覚えていない、だが、その時のことを思い出そうとすると決まって同じ顔が浮かぶ。
うら若き乙女の姿。そして、自身に牙を立てられ苦痛に歪む表情。
もう一度あの顔が見たい、もう一度、彼女に会いたい。
そんな思いでその女性を探し世界を巡っていれば、気づけば数百年経っていた。
もう彼女がこの世にはいないであろうことを理解しつつも、夜な夜な彼女に似た人を見つけては、攫う。
日本にたどり着き、しばらく放浪した後、今から数ヶ月前にN市のFHセルを見つけ、当時のセルリーダーを殺してセルを奪う。
設備も行き届いており、命じれば動く手足もたくさんいる。
FHもUGNも興味はなく、邪魔をされれば戦う程度であったが、その場所に居座るせいか気づけばセルリーダーとして扱われており、なぜか逃げないFHエージェント達もいた。
この場所に居座る代わりに、たまに願い（任務）を聞いてやるが、気が向かなければ無視する。
若い女性が絡むものは興味心から顔を出すことも多い。

若い女性を攫って血を飲む、のは食事行為であり、衝動は加虐のため血を飲んでレネゲイドが昂ってくると加虐行為に走る。
ただし殺戮ではなくあくまで加虐メインのため、生かして帰す。反応のない玩具はつまらないからね。
騒がれると面倒なので、血液暗示でその夜のことは忘れさせる。ひき逃げにあったとでも思いこませている。
決してエロいことをしているわけではない。多分。