容姿・経歴・その他メモ

幼馴染は彼の眼の前で、最悪の状態で殺されていた。彼は怒りのままに覚醒し、そのまま幼馴染を殺した犯人を素手で惨殺した。今となっては、これもプランの一部なのかもしれないと思う。
そんな彼を拾ったのは、FHの日本セルトップであった都築京香であった。彼女は、自分なら幼馴染を復活させられると言った。彼はそれを信じ、FHの一員になった。そして彼女の言うままに訓練を受け、力を着け、人を殺し続けた。
彼のスタイルは素手で急所に手を貫くものであった。音を発することなく、無慈悲に命を奪い取る。この力は重宝され、彼女のプランに組み込まれた。
しかし、都築京香は失踪した。彼の欲望は叶えられなかった。
彼は、それを恨みはしなかった。自分が負けたのだとはっきりしたのだ。そしてそのときには、人を殺すことに慣れきっていた。彼の居場所は今のセルであった。
都築京香が小さな姿になり、ゼノスに転身したのを知っても、都築京香の下に戻ろうとは思わなかった。彼女の元にいても、欲望が叶うことはないとわかりきっていた。だから、彼は今のセルにいることを選んだ。彼は自分が戦いの中で死ぬだろうと思っている。幼馴染の下へ行くことになると考えている。しかし、それはもう少し暴れてからでいいとも考えている。幼馴染は喜びはしないだろう。それでも、彼には今のスタイルでしか、生きるすべを見出すことができなかった。
都築京香に恨みは抱いていない。それでも、何も言わずにいなくなったこと、何も言わずに消えたことには腹を立てている。彼女がいなくなってすぐ、彼のシンドロームの1つがウロボロスであることが判明した。ウロボロス撲滅を主張する彼女がこのことを知ったとき、どのような反応をするのだろう。

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