容姿・経歴・その他メモ

ーー本は、世界の一つだ
父親は研究者で、家に帰ることは稀だった。だから、尊敬した。
母親は学者で、いつも忙しそうにしていた。だから、憧れた。
両親からはありとあらゆることを学び、そして彼女は両親の『望んだ』通り成長した。
そうして両親はいなくなった。『愛してくれたもの』の消失は、彼女を思い出に引きこもらせるのに打ってつけだった。

今までこなしてきたものをすべて放り投げて、彼女は『心のよりどころ』を手に入れた。齢13のときである。

―――甘味の量は、欲している愛情の量に比例する。

彼女がその言説を見たのは、支部長になってからしばらくした後であった。


File02：事件の後―記録者：とあるUGNエージェント
「博士」と「教授」の亡き後、彼女の同行を監視した。
茫然自失で過ごしていた彼女の周りには、彼女以外にも二つの別の声がしていた。
それから数日後、こちらに見せてきたのは2つの論文だった。
その論文は「博士」と「教授」が書こうとしていた内容であった。
それを齢12の少女が書ききったのだ。
外部に持ち込もうとしていたので、こちらで検閲を行ったが、問題はどこにもなかった。
わたしは彼女の保護者代理人としてそれぞれ二人の名の知れた方に見せに行った。
1人目は大絶賛だった。ただ、その賞賛は彼女の得られたものでなかったようで、彼女の顔は能面のように動かなかった。
2人目はあからさまな見栄から、その論文のない穴を指摘した。見苦しい一方的な言論に倦厭して、彼女を見たとき、私は恐怖した。
彼女は、わらっていた。笑って・嗤って・哂って。
そうして一言。「素晴らしい回答ありがとうございました。先生のような姿勢を見習って、今後も努力いたしますね」
その一年後、その人は失脚した。ありとあらゆる研究成果をライバルに否定され、発表の場を上書きされ、すべての名誉を失い、行き場を失い。
そのすべてに彼女がかかわっていたと知るのは、果たして両手で数えられるだろうか。
この子は、どこに行こうとしているのか。末恐ろしい「怪物」が生まれ、そしてその認識を誰もしていないのだから。

履歴

ロイス：“グレイファントム”
推奨感情：P有意／N脅威
カヴァー／ワークス：指定なし／UGN支部長
N市内、オーヴァードを標的とした襲撃事件が相次いている。襲撃されるのはUGN関係者も例外ではない。霧谷雄吾は、このオーヴァード狩りを行っている“グレイファントム”に対処するよう命じた。このまま被害を増やすわけには行かない。

ロイス：“キングダム・カム”
推奨感情：P好奇心／N猜疑心
　キミは、UGN・N市支部長である。キミの許に、霧谷雄吾からN市に“キングダム・カム”のコードネームをもつFHエージェントが潜伏したという情報がもたらされた。霧谷は、さっそくそのエージェントの調査と排除を命じた。

ロイス：佐和山光彦（さわやま・みつひこ）
推奨感情　P:好奇心／N:脅威
　霧谷雄吾から、これまでN市公立高校に潜伏し、ジャームたちを動かしてきた“ダークムーン”のコードネームを持つFHのエージェントの正体が、佐和山光彦であることが告げられた。その直後、佐和山が自分の仲間にならないかと誘いをかけてきた。
3話「ムーンレスナイト」

▼経験点 (最高：52点)
・シナリオの目的達成……0～10点
　→黒い月を調査した(1点)
　→黒い月を倒した(5点)
　→佐和山を倒した(4点)
・いつもの(最後まで参加、よきRP、言動、進行、スケジュール)……5点
・Eロイス……9点
・Sロイス……5点
・最終侵蝕……0～5点
・倒したエネミーの数(従者6、佐和山、黒い月)……8点
・生還したPC数……0～5点
・最後まで回ってくれてありがとう byGM……5点

▼おまけ(経験点不要)
・任意の技能　+1Lv [編集済]

セッション履歴