FHチルドレン、"Ardens Lux"。
目が眩むほどの光を放って燃え上がる。
その光の中に、雪を隠して。

妹属性ギャル。
キャッピキャピだし異性相手でもガンガンに物理的距離を詰めてくる。
意外といい子だが「オーヴァード=化け物」という図式を壊すためにFHエージェントとして活動していた父に付いてFHチルドレンとなった。
今は亡き父の夢を叶えるため、戦っている。
……父の夢が、自分の将来のためであったことも知らずに。

誕生日は9月29日。

細く柔らかい金髪を赤いリボンで二つに結んでいる。前髪には赤のピン。
目の色は翠。ぱっちり吊り目。
なんとなくちょっといたずらっ子そうな顔をしている。

物心ついた頃にはすでにFHエージェントである父との二人暮らしだった。
母親の顔は知らず、母親がなぜいないのかも知らない。
それでもいいと思っていた。父がそばにいるからと。

父も母も、オーヴァードだった。
公安所属で「オーヴァードなんて化け物だ」と言われながら暮らしていた。
そのうちに、母が死んだ。戦いの中で擦り切れて光になって消えていった。
父は泣いた。
他には誰も泣かなかった。
「化け物だから」「安心した」「せいせいした」
そんな言葉ばかりが聞こえた。
「所詮、生物兵器みたいなものだ」
男の中で、何かが切れた。

FHエージェント、"Nix Umbra"。
「雪の影」というコードネームを名乗りながらも雪というほど優しくもなく、影というほど地味でもない。
命を刈り取る鋭い冷気を纏った存在

男は戦った。
腐った現実を、娘の将来を変えるために。

目的も自信のあり方もすっかり歪んで戻れなくなっても。
男は進み続けた。

進み続けて、そして。

パパが死んだ。あたしが弱かったから。
パパの記憶と力は、決められた通りに"継承"された。
あたしの手元には、何も残らなかった。

……パパが死んだ次の日、新しい"Nix Umbra"があたしのところにやってきた。
それはパパが施設から引き取ってきた「お兄ちゃん」だった。一緒に住んだことはなくても、存在はもちろん知っていたし、一緒にご飯くらい食べに行ったことだってあった。
でも、それはもう「お兄ちゃん」ですらなかった。
パパとお兄ちゃんの混ざり物、どちらでもない、誰でもない、赤の他人。

あたしはあんたを"Nix Umbra"とは認めない。
あたしはあんたをあたしの背中を預けるにふさわしい人だとは認めない。
あたしはあんたを利用する。
あたしの、パパの夢を叶えるために。

あたしたちが化け物なんて言われて不当に扱われる世界を変えるために。

戦場全てを照らす光と、その中心に引き摺り込む重力。
さながら太陽の様であり、それ故に"Ardens Lux"……燃え上がる光、と言う。

めちゃくちゃ光るタイプのエンハイ。
相棒曰く「眩しい」。

RP方針→明るい妹系ギャル
一人称→あたし
二人称→あんた
カラーコード:#e95388(オペラ)
成長　《時の棺》
　　　《マスヴィジョン》
EA、IA、LM
作成日 2024年12月15日(76)