容姿・経歴・その他メモ

　「オーヴァードとは、暴力だ」
　「キュマイラがその怪力を振る舞えば鉄筋が折れ、サラマンダーは容易く高温で氷山でも一瞬で蒸発させ、ソラリスは形なき毒物をもって命を奪える」
　「人が私たちを恐れるのは当然だ、暴力は暴力、いつか自分に向けられるかわからないものだ」
　「それでも、今このときこの力であんたを救えるのなら、それでよかったと思う」

　UGNイリーガルとして活動している高校生の少女。
　それなりに整えている容姿だが、無愛想のゆえに付き合いにくい人だと評されている。

　幼少時代の大半は病弱の原因で家で過ごすことになり、その時から"日常"に疎外感を抱いていた。
　遺産の力を以って体の欠陥を克服できたが、その能力に危惧した母親は彼女の記憶と能力を封印した。
　そして彼女のオーヴァード能力が発見されたのは、高校一年にでいじめに遭った時であり、主犯がナイフをもって彼女に攻撃しようとしたところオーヴァード能力がその感情に従って発動し、いじめの主犯に重傷を負わせた。
　その一件はUGNの介入で大事にならずに済んだが、それをきっかけに「オーヴァードの力は暴力である」という認識を持つようになっている。
　忌避感から気安く能力を振る舞うことはしないが、そうしなければならないと判断するとためらわない、一種の危うさを備えている。
　あれ以来彼女は校内で孤立されるが、星乃聖音もとい"シザーリオ"が彼女に興味をもって接触してきた。

　「"To be or not to be, that is the question."……衝動に委ね、殺人の一線を越えてしまうのは一つの選択。しかしそれを拒め、寸前に留まるきみのその強靭な"自我"に、とても興味深いと思った」
　「……好きにしろ」

　こうして彼女は"友人"を得たのであった。
　あくまでも接触してきたのは"シザーリオ"であり、宿主である星乃聖音はそうした記憶持たないが、時々と星乃聖音にも肩入れする行動から彼女なりに義理固い一面が見受けられる。

セッション履歴